(大阪市北区) 更新:2018年4月(3)
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天城吉野
【天城吉野】(あまぎよしの) 大島桜を母、江戸彼岸を父として交配した桜で、花は一重で、白色の大輪です。
墨染
【墨染】(すみぞめ) 東京荒川堤にあった桜で、花は淡紅白色、直径は大きく4cm、一重の里桜。若葉の色がやや暗い感じがするところから、この名が付けられました。
枝垂桜
【枝垂桜】(しだれざくら) 彼岸桜の突然変異品種で、幹の高いところから枝が横に広がりそれより細い枝が長く垂れ下がって誠に優美です。花は一重の淡桃色。
平野寝覚
【平野寝覚】(ひらのねざめ) 京都の平野神社にある桜で、花は白色。
仙台屋
【仙台屋】(せんだいや) 高知市内の仙台屋という店の庭に植えられていた桜で、牧野富太郎が名付けたといわれています。花は一重で淡紅紫色です。
有明
【有明】(ありあけ) 淡紅色の花で、八重と一重が混じって咲く大島桜系の里桜で、芳香にとんでいます。
類嵐
【類嵐】(たぐいあらし) 東京荒川堤にあった桜で、花は白色の一重で、花弁数は5枚ほどです。(品種不明として調査中でしたが、新種であったことが判明)
佐野桜
【佐野桜】(さのざくら) 京都の佐野園において、山桜の実生約1万本中より八重の優秀な花が咲いたので、牧野富太郎博士がこの桜を佐野桜と命名しました。花は開花が進むと白色になります。
千原桜
【千原桜】(ちはらざくら) 淡い緑を含む白色の花弁は、染井吉野の1.5倍と大きく、1本の小枝に一重と八重とが咲き乱れる様は誠に見事です。原木は熊本にあったそうです。
伊予薄墨
【伊予薄墨】(いようすずみ) 松山市西法寺に原木のある桜で、花は淡紅色で、花弁数は10~20枚あり、小輪咲きの優雅な里桜。
笹部桜
【笹部桜】(ささべざくら) 水上勉氏の小説『桜守』のモデルとなった笹部新太郎氏が、実生の中から選出育成した桜です。直立高木で成長が早く、花は淡紅色で、花弁数は14枚程度の中輪です。
名称 : 造幣局の桜の通り抜け(8)
所在地 : 大阪市北区天満1-1-79 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/3/28 大阪造幣局マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 京阪電車・大阪メトロ谷町線の「天満橋駅」で下車、徒歩5分。
2018年の桜の開花は非常に早いので、早咲きの桜を狙い3月末に造幣博物館を訪問したら、けっこう多くの桜がもう咲いていました。例年より1週間は開花が早くなっていますね。類嵐、佐野桜、千原桜、笹部桜は、今年(2018年)写した写真に入れ替えました。
 最後に「笹部桜」の写真を載せましたが、「笹部桜」を選出育成された笹部新太郎氏は荘川桜の移植に尽力された桜研究家で、この造幣局近くの堂島で生まれ、造幣局の桜の管理にも尽力されたそうです。
 大阪造幣局の桜の通り抜けの開始日は4月11日ですから、すでに多くの桜が満開になっていることでしょう。
 2018年には新種として「長州緋桜」が登場しました。134種349本の桜を見ることができますが。早咲き・遅咲きがあるので、今年の場合は「関山」を中心に遅咲きが主になります。

造幣局の桜の通り抜け
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造幣局の桜の通り抜けの桜樹リスト

(HP管理者)

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No.1578