(京都市左京区) 更新:2016年5月(6)
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夙川舞桜
【夙川舞桜】(しゅくがわまいざくら) 夙川周辺の桜から自然交配によってできた西宮生まれのサクラです。花は半八重〜八重咲で、咲き始めは淡い紅色で、のちに白色に変わります。平成25年2月西宮市より譲受。(拡大
高桑星桜
【高桑星桜】(たかくわほしざくら) 原木は、岐阜市柳津町高桑にあり、高桑桜保存会から大苗の寄贈を受け、平成24年に植樹したものです。高桑星桜は、先の尖った星形の花をつけます。花期は長く現地では2週間ぐらい咲き、最初に咲いた花は大きく、遅れて咲く花はやや小さめです。(拡大
八重山古志
【八重山古志】(やえやまこし) オオヤマザクラかヤマザクラの変異とされ、濃いピンク色の花びらが12枚あるのが特徴。森和男さんらが2000年、新潟県山古志村で発見した新種のサクラ。ところが新潟県中越地震(2004年10月)で消滅したと考えられていましたが園芸愛好家らの間で栽培されており、元の山古志に戻ることができました。(拡大
苔清水
【苔清水】(こけしみず) 明治期の荒川堤から広まった品種。やや細長い花弁の先端は色が濃く、切れ込みが多くあります。正常な1本の雌しべがやや突き出ます。名前の由来は不明です。(拡大
糸括
【糸括】(いとくくり) 東京荒川堤で三好学(みよしまなぶ)博士が命名しました。小花柄が長く束になって垂れ下がることが名の由来です。(拡大
松前早咲
【松前早咲】(まつまえはやざき) 北海道松前町の光善寺に原木があり「血脈桜」とも呼ばれます。小花柄やがく筒にまばらに毛がああることや丸く大きな花弁などから’高砂’と近縁と考えられます。
西宮権現桜
【西宮権現平桜】(にしのみやごんげんだいらざくら) 4月上旬に葉と同時に丸みをおびた白い花をつけます。成長が早く、又潮風にも強い品種です。
奥州里桜
【奥州里桜】(おうしゅうさとざくら) 岩手県盛岡周辺で栽培されている品種で、サトザクラと周囲のオオヤマザクラから生まれたと考えられます。小枝は上向きに伸びて、太枝はあまり横に広がりません。
日暮
【日暮】(ひぐらし) 荒川堤由来のサトザクラ。花弁数約20枚。
八天桜
【八天桜】(はってんざくら) 一房のなかに複数の雄蕊と雌蕊を持つ八重咲きの品種です。長崎県佐世保市の八天宮に因むとのこと。
アメリカ
【アメリカ】 1925年カリフォルニアで作出された品種。エドヒガンとヤマザクラ、オオシマザクラの種間雑種。米国では’曙’と呼ばれます。
関東有明
【関東有明】(かんとうありあけ) 東京荒川堤で栽培されていたサトザクラの栽培品種。「有明」と呼ばれ、品種名は有明の月にちなんだもので、江戸時代から記録があります。仁和寺の「御室有明」に対して「関東有明」とも呼ばれます。
墨染
【墨染】(すみぞめ) 花は白色で一重。品種名は、平安時代の歌人・上野岑雄(かむつけのみねお)が詠んだ和歌にちなみます。
胡蝶
【胡蝶】(こちょう) 花びらが円形に近く、大輪であり、花が開ききるとまさしく蝶の飛ぶさまに見えることからこの名がつきました。淡紅色の一重咲又は八重咲で花弁数は5〜10枚。
市原虎の尾
【市原虎の尾】(いちはらとらのお) 京都市左京区市原に原木がありました。短枝が虎の尻尾のような様子から名付けられました。
八重紅虎の尾
【八重紅虎の尾】(やえべにとらのお) 京都由来の古品種。‘江戸’や‘東錦’と近似で区別ははっきりしません。
紅鶴桜
【紅鶴桜】(べにずるざくら) ‘寒桜’と‘染井吉野’との交雑によると考えられる栽培品種。紅鶴とはフラミンゴのことで、花弁の色合いからつけられました。
紅笠
【紅笠】(べにがさ) ‘糸括’とサトザクラの自然交雑から選抜された品種。松前紅笠とも呼ばれます。
太白
【太白】(たいはく) 1930年に英国人イングラムが来日し、すでに日本で消滅したこの品種を自邸に持つことが明らかに。
八房桜
【八房桜】(やつぶさざくら) 茨城県桜川市の雨引観音から三好学が報告した品種。枝が横に広がる樹形となる。※1
名称 : 京都府立植物園の桜 (6)
所在地 : 京都市左京区下鴨半木町 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2016/4/6、12、15、2018/4/5(※1) 京都府立植物園マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 京都市営地下鉄烏丸線・北山駅下車すぐ 。
京都府立植物園で桜の写真を撮っていると、いつも現れるのが結婚式の衣装を着たカップル。ドレスであったり振り袖であったりしますが、桜をバックに記念写真を撮っています。時々サクラのバックに入っていたりします。ここでの記念写真は定番なのでしょう。
 今年(2016年)もたくさん植物園のサクラを写真に撮ることができました。新しい桜も植えてあったりして、来年も楽しみです。八重山古志桜のように絶滅寸前だった桜もあり、ぜひここの植物園でしか見ることができないサクラを集めて欲しいものです。2018年、2023年にも訪問しており、追加しています。

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(HP管理者)

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No.1224