(京都市左京区) 更新:2015年5月(6)
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泰山府君
【泰山府君】(たいざんふくん) ヤマザクラ×シナミザクラとされるが気根が見られないなど疑問も多い。東京・荒川堤から広まった品種です。
鬱金
【鬱金】(うこん) ショウガ科のウコンで染めたような花弁色から命名されました。黄桜、黄金桜、浅黄桜などの別名もあります。
鞍馬関山
【鞍馬関山】(」くらまかんざん) 関山に酷似していますが、関山に比べて葉が多く、花は濃い紅紫色です。
上匂
【上匂】(じょうにおい) 花弁数5〜10枚。匂桜の中でも香りが強く、開花期はやや遅い。
麒麟
【麒麟】(きりん) 荒川堤由来の品種で、がく裂片が船底系で外側に凹凸が多く、顕著な鋸歯があります。
カスミザクラ
【カスミザクラ】(霞桜) 北海道、本州、九州、朝鮮半島、中国に分布する桜の野生種のひとつです。
高台寺
【高台寺】(こうだいじ) 原木は京都市東山区の高台寺にあります。
渦桜
【渦桜】(うずざくら) 明治期の東京荒川堤から広まったサトザクラで、20〜30枚の花弁が渦を巻くように咲くことからこの名がつきました。
小汐山
【小汐山】(こしおやま)※ 小塩山とも表記します。京都西山の小塩山が由来という説もありますが、三好学は荒川堤の個体で記載しています。
薄墨
【薄墨】(うすずみ)※ 明治期の荒川堤に由来するサトザクラで、白色の花と黒っぽい枝の色合いから命名されました。
一葉
【一葉】(いちよう)※ 花は淡紅色の八重咲きで、雌しべが葉化するのでこの名がつきました。サトザクラの中ではよく植えられる品種です。
咲耶姫
【咲耶姫】(さくやひめ)※ 伊豆半島に植栽されていた染井吉野の実生から、国立遺伝学研究所の竹中要氏が選抜した栽培品種で、花弁数は10枚以上の八重咲きです。
御室有明
【御室有明】(おむろありあけ)※ 京都市右京区の仁和寺(にんなじ)に栽培されている品種で、花弁数は5〜10枚です。がく裂片下部に鋸歯があります。
平野匂
【平野匂】(ひらのにおい)※ 古くからのサクラの名所である平野神社由来の匂い桜。大きな丸い花弁に細かな切れ込みがあるのが特徴です。その名のとおりほのかに香ります。
ミドリザクラ
【ミドリザクラ】(緑桜)※ マメザクラ系で御殿場の高沢二郎氏が発見した品種です。花は純白の一重咲きの小輪で、萼が緑色であるほかはマメザクラと同じです。
朱雀
【朱雀】(すざく)※ 楕円形の花弁は淡紅紫色で、正常な1本の雌しべが雄しべより少し突き出ます。細長い萼筒の中央部が僅かに括れることが特徴で、荒川堤から広まりました。
佐野桜
【佐野桜】(さのざくら)※ 佐野藤右衛門が広沢池の実生ヤマザクラから選抜した品種で、牧野富太郎博士が命名。
嵐山
【嵐山】(あらしやま)※ 江戸時代後期から記録のあるサクラですが、現在栽培されているものは明治期の東京・荒川堤から広まったもの。サクラの名所である嵯峨の嵐山から命名されたものと考えられます。
名称 : 京都府立植物園の桜 (3)
所在地 : 京都市左京区下鴨半木町 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2015/4/8(※)、4/16 京都府立植物園マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 市営地下鉄烏丸線・北山駅下車すぐ 。
京都府立植物園に晩春に咲くサトザクラを見に4月16日今年3度目の訪問をしました。前回ほどの人出ではありませんが、平日にもかかわらず多くの観光客が来ています。特に中国人の方が団体で来ていましたが、この時期京都で多くの桜を見るにはここしかないかも知れません。あとは「千本ゑんま堂の普賢象桜」ぐらいかも。もちろん植物園の後で訪問しましたよ。
 京都府立植物園のあるこのあたりは、明治までは半木神社の境内とその鎮守の森、及び田園地帯だったそうです。半木神社は現在も園内に残されており、園の北部分はその鎮守の森が基本になっているそうです。
 ただ園内が広く、桜も広範囲に植えてあるので、お目当ての桜を探すのが大変です。日没などの時間の関係もあり、大芝生の南側の桜は撮り損ねてしまいました。再挑戦しないと。
 この「巨樹と花のページ」のサイトでは、京都府立植物園の桜を(1)〜(8)に分けて紹介しています。

京都府立植物園の桜 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)

(HP管理者)

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No.1019