(京都市右京区) | ●更新:2010年4月(10) |
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●御室桜は国指定名勝で、指定名は「御室(さくら)」です。五重塔と御所桜は定番のショット。 |
●仁和寺の桜の品種はほとんどが「有明」(ありあけ)で、有明は普通は一重咲きや八重咲きの花を含んでいますが、「御室有明」は半八重のもので、佐野藤右衛門により増殖されて広まりました。 |
●御室桜「御室有明」 |
●名勝・御室桜の石碑。周囲は花見客でいっぱい。 |
●(上)五重塔(重文) ●(右上)御衣黄(ぎょいこう) ここ仁和寺から広まった品種です。 ●(右下)楊貴妃(ようきひ) |
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●仁王門(重文)。江戸時代初期に建造されたもの。 | ●仁和寺金堂(国宝)。桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿を江戸時代初期に移築したもの。 |
●嵐電・御室駅。古風な駅名「驛室御」が特徴です。 | ●北野白梅町から帷子ノ辻行き嵐電(京福電鉄) |
● | 名称 : 仁和寺の御室桜 | |
● | 所在地 : 京都市右京区御室大内33 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2010/4/17 | |
● | 指定 : 国指定名勝(T13年12月9日指定)、世界文化遺産 | |
● | アクセス : 嵐電・御室仁和寺駅から北に200m、徒歩5分。 | |
● | 説明板によると、「御室桜(おむろざくら)は、遅咲きの桜として知られていますが、その数約200本で、江戸時代にはすでに現在の場所に植えられていたようです。また江戸時代中期には観桜の名所としても知られており、丈が低く根元から枝を張る御室桜と、その満開の花を愛でる人々の風景が『都名所図会』にも紹介されています。」とのこと。 仁和寺(にんなじ)は光孝天皇(884〜887年)が仁和年間に建築を始めた寺院で、次に天皇になった宇多天皇が完成させました。宇多天皇は後に法皇となりこの仁和寺の西南に移り住んだことからこの一帯を御室(おむろ)と呼ぶようになりました。室町時代、応仁の乱で一山ことごとく兵火により焼失しましたが、江戸初期(1646年)に再建されました。 御室桜は江戸時代の再建後に植えられたもので、現在に至るまで「有明」、「殿桜」「御車返」など数多くの栽培品種の桜が栽培されています。写真のように樹高が高くても4m程度で、独特の樹形をしています。花(鼻)が低いことから「お多福桜」とも呼ばれています。仁和寺は、1994年に古都京都の文化財の一つとして「世界遺産」に登録されました。 訪問当日は土曜日の好天に恵まれ、境内は大変な人出でした。仁王門の前には「散りそめ」との看板がありましたが、満開を若干過ぎた程度でちょうど見頃の桜で良い時期に訪問できました。京都の桜の最後を彩るのがこの「御室桜」です。 (HP管理者) |
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No.343 | ||