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「春日大社の砂ずりの藤」で紹介していた「春日大社の大杉」を取り上げました。何故か神社のホームページでは「社頭の大杉」、大杉の前の説明板では「本社大杉」と違った名称になっています。幹周も異なります。鎌倉時代後期にはすでにこのスギの木があったことが絵巻物で分かっていますので、樹齢は700年を超えます。
500円を払って幣殿から本殿内部にはいると色々な木々が目にできます。「林檎の庭」では小さな和リンゴの木が植わっており、昔はリンゴを漢方薬として用いていたため、大変貴重なものであったといいます。現在あるのは2代目ですが、最初に植えられていた木は、1273年に高倉天皇がお植えになったといいます。
回廊内を大杉からさらに奥に行くと風宮神社があり「七種宿木」があります。カゴノキが母樹となり、ツバキ、ナンテン、ニワトコ、フジ、カエデ、サクラが着生していることからこの名前があります。「宿る」ことから妊婦を守るという信仰があるそうです。春日大社は他にも多くの木々が生い茂り、このHPでも何回も紹介していますので参照してください。
■春日大社の砂ずりの藤 ■若宮大楠 ■イチイガシ巨樹群
■参道のムクロジ ■水谷神社のイブキ
(HP管理者) |