(岡山県勝央町) | ●更新:2009年11月(10) |
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●現地の説明板では、幹周/9. 7m、根回り/9. 1m、樹高/30m、樹齢/推定600年。石碑には「河原のイチョウ」とあります。 |
●朝の光を浴びた「河原大イチョウ」。大イチョウの東側は田圃(たんぼ)が広がり、さえぎるものがないのでよく目立ちます。 |
●株立ちですが密集しており、葉があるとわかりにくいようです。右には嘉永元年の銘がある石灯籠が。 |
●裏側に回ると主幹がなく株立ちであることが分かります。 | ●主幹があったところから上を見てみると空が黄色に。 |
● | 名称 : 河原大イチョウ | |
● | 所在地 : 岡山県勝田郡勝央町河原 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2009/11/15 | |
● | 指定 : 勝央町指定天然記念物 (S47年6月15日指定) | |
● | アクセス : 【車】中国自動車道・美作ICから北に、国道429号から県道353号線を北に走る。美作ICから約15km。 | |
● | 書籍「岡山の巨樹」によれば、浄土宗開祖の法然上人(幼名・勢至丸)が9歳の時、生まれ故郷の誕生寺から菩提寺に向かう途中、出雲井の香炉寺に参詣し昼食をとられた。その時使った箸を地面に立てたものが成長したのが「出雲井のイチョウ」(河原大イチョウ)になったと伝えます。今回訪問した阿弥陀堂、菩提寺、誕生寺にもそれぞれ法然上人ゆかりの大イチョウがあります。 説明板によれば、昔から名木として知られており、元禄2年(1689年)の河原村名物にも記録があるとのこと。イチョウは二樹が合体したものか、または最初の主幹が失われた後にその株から新枝が再生して現在の株立ち状の大イチョウになったものとのこと。大イチョウのそばにある石灯籠は嘉永元年(1848年)銘のもので、かってはここは天神様の境内地であったようです。 大イチョウは黄葉が盛りを迎えており、青空に黄色のイチョウの葉が映えて素晴らしいの一言。周りにさえぎるものがなく、県道353号線からもイチョウの黄葉がよく見えます。近くには「諏訪神社のビャクダン」があります。 (HP管理者) |
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No.298 | ||