(岡山県久米南町) 更新:2009年12月(8)
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誕生寺の大イチョウ
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/4. 12m、樹高/10m。樹齢は伝承850年とされています。
誕生寺の大イチョウ
大イチョウの根元部分。小さいですが乳(気根)も垂れています。
誕生寺の大イチョウ
「逆さイチョウ」とよばれており、枝は本来は根っ子であると伝えられている。
誕生寺の大イチョウ 誕生寺の大イチョウ
誕生寺・両幡の椋 誕生寺御影堂
(上)誕生寺御影堂(本堂:国重文)
(左)両幡の椋
法然上人の生誕の際、二又の椋の木に二流れの白い幡がかかり、美しい鈴の音が響いたといわれており、その椋の木の後継樹とされています。
名称 : 誕生寺の大イチョウ
所在地 : 岡山県久米郡久米南(くめなん)町誕生寺里方808 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2009/11/15 誕生寺マップ
指定 : 久米南町指定天然記念物 (S32年2月26日指定)
アクセス : JR津山線・誕生寺駅下車、徒歩10分。 【車】中国道・院庄ICから南に200m、「院庄」を左折し国道179号を1.8km、「二宮」を左折し国道53号を13km、右折し800m。駐車場あり。
浄土宗の開祖である法然上人(ほうねんしょうにん)は、この稲岡庄(現在の久米南町誕生寺)に生まれました。法然上人9歳の時、横領使だった父の漆間時國(うるまときくに)が襲撃を受けて死亡し、当時勢至丸といった上人は伯父のいる菩提寺に預けられて修業をすることになりました。出雲井(河原大イチョウ) →阿弥陀堂の大イチョウ →菩提寺のイチョウに至るイチョウの伝説は有名です。
 久安3年(1147年)勢至丸15歳の時、京都の比叡山に旅立つ際、杖にされていた菩提寺のイチョウの枝をこの地に差されたところ生着繁茂し大イチョウとなったとの伝承があります。
 誕生寺は、建久4年(1193年)法力房蓮生(元関東武者・熊谷直実)が、師法然上人の命によりこの地に来て、上人誕生の旧邸を寺院に改めたものです。現在の須弥壇の位置が上人の部屋があった場所とのこと。誕生寺は法然上人二十五霊場の第一番で二十五番目が京都の知恩院です。我が家は知恩院の末寺の檀家ですから、誕生寺は更にそのルーツになります。
(HP管理者)

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No.306