(三重県松阪市) 更新:2018年7月(17)
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雲林寺のニッケイ
「三重の巨樹・巨木」(三重県緑化推進協会)によれば、幹周/2. 43m、樹高/14m。
雲林寺のニッケイ
ニッケイは三重県では「ニッキの木」と呼ばれているようです。駄菓子のニッキアメを思い出します。
雲林寺のニッケイ
ちょっと見ると樹肌はカゴノキのようなまだら模様。
ニッケイの葉
ニッケイの葉には、この仲間の特徴である明瞭な三行脈があります。
雲林寺のギンモクセイ
これは境内の西の端にあるギンモクセイの古木で、幹周/1. 78mです。
雲林寺本堂 本堂
雲林寺とシャクナゲ 本堂への石段に咲くシャクナゲ。
名称 : 雲林寺のニッケイ
所在地 : 三重県松阪市飯高町森420 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/5/15 雲林寺マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 【車】伊勢自動車道・大宮大台ICから県道31号を12km、右折し国道422号を14km、県道596号→国道166号を2.3km。駐車場あり。
ニッケイという木に出会うのは初めてでした。「ニッキ」を作る木とは知っていましたが、シナモンの方が知られているとか。嫁さんに“いつも料理に使っているやんか”といわれました。漢字だと「肉桂」と書きます。ニッケイは中国が原産のクスノキ科の樹木で、江戸時代の享保年間(1711~36)に渡来したとあります。
 昔からニッキ飴、ニッキ水、京都の八つ橋でおなじみですね。ニッキはニッケイの樹皮をはぎ取って乾燥させたもので、独特の辛さと匂いがありますね。ニッキは、体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用があるとして、日本薬局方にも収録されています。
 雲林寺のニッケイは本堂前広場の端っこにありました。根元は崖で近寄れません。他に境内には銀木犀の古木もありましたよ。雲林寺は曹洞宗の寺院です。近くには東漸寺のゴヨウマツ黒瀧神社の夫婦スギがあります。
(HP管理者)

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No.1652