(和歌山県那智勝浦町) 更新:2018年8月(20)
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大泰寺のシイの老樹
大泰寺のシイ】 環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/5. 05m、樹高/15m。お寺の入口にあります。
大泰寺のシイの老樹
大泰寺案内図によれば、幹周/4. 50m、樹高/15m、樹齢400年。
大泰寺のシイの老樹
根元にはかなり大きな空洞が見えます。
大泰寺のシイの老樹
県道から大泰寺に入る道路脇にシイの老樹はあります。
平維盛お手植えの椎の巨木
写真左にある表示板には、「平維盛お手植えの 椎の巨木」(県指定天然記念物)とあります。
大泰寺のナギの木
大泰寺のナギ】 本堂の左手前にあるナギの木。説明板では、幹周/2. 40m、樹高/約20m。
大泰寺のナギの木
大泰寺のナギ】 ナギの木の特徴である赤褐色の樹肌がよく現れています。
大泰寺縁起
大泰寺縁起
大泰寺薬師堂と本堂 大泰寺本堂(後方)と薬師堂(右前)
名称 : 大泰寺のシイの老樹・ナギ
所在地 : 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/5/18 大泰寺マップ
指定 : (シイ) 和歌山県指定天然記念物 (S33年4月1日指定)
アクセス : 【車】国道42号「市屋」交差点を西に折れ、県道235号を900m、左折し500mで大泰寺の門前に着きます。
大泰寺(だいたいじ)は臨済宗妙心寺派の寺院で、本尊は薬師如来です。上の写真の大泰寺縁起にあるように伝教大師・最澄の開創と伝えられます。御本尊の薬師如来座像は国の重要文化財に指定されている宝物です。また平安、鎌倉、室町、江戸と各時代の仏像がそろい、かつての繁栄を彷彿とさせます。
 和歌山県の天然記念物に指定されているシイの老樹はお寺の入口付近の県道脇にあります。幹の下部には空洞が見られ、大枝が落下していたりと、老樹であることが分かります。またこのシイの木は、平安末期の武将・平維盛(たいらのこれもり)お手植えの椎の木とされています。だとすれば樹齢800年となりますが。
 大泰寺の薬師堂・本堂が並ぶ境内の北側にナギの木がありました。ナギの木の横の説明板によれば、ナギは熊野の御神木とされ、その葉は金剛童子の変化身と考えられ、古来より熊野への参詣者はその帰り道の安全を願い、ナギの葉を災厄除きの護符として袖や笠に付けたそうです。
 幹周2.4mほどのナギの木ですが、昔から熊野への参詣者への思いを込めた神木と考えられます。近くには「下里神社のクスノキ」があります。
(HP管理者)

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(佐野のホルトノキ) (勝浦八幡神社のナギ)
     
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No.1685