(奈良県奈良市) | ●更新:2016年5月(12) |
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●奈良八重桜の石碑がある県庁東交差点北西側の奈良八重桜(ならのやえざくら)です。 | |
●石碑と奈良八重桜と県庁(左)、県警本部(後方) | |
●奈良の八重桜の石碑。知足院の純正種の若木を故地(興福寺東円堂跡)に植えたとのこと。 | |
●東大寺転害門付近の奈良八重桜。この周囲には古木の奈良八重桜が多くあります。 | |
●東大寺三月堂前の奈良八重桜。下の写真が八重桜を望遠で撮ったもの。 | |
●東大寺三月堂前の奈良八重桜。咲き始めの濃紅色と満開時の淡紅色が混じり美しい。 |
●東大寺戒壇院付近の奈良八重桜。この周辺には奈良八重桜が多く植わっています。 |
●東大寺戒壇院付近の奈良八重桜です。大仏殿をバックにすることもできます。 |
●これも東大寺戒壇院付近の奈良八重桜。 |
● | 名称 : 奈良公園の奈良八重桜 | |
● | 所在地 : 奈良県奈良市雑司町、登大路町 (県庁前) | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2016/4/22、26 | |
● | 指定 : なし | |
● | アクセス : 近鉄奈良駅から東に500m、徒歩10分。 | |
● | 奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)は奈良にある八重桜ではなく、れっきとしたサクラの一品種名です。遅咲きで、奈良公園でも最も遅く咲く桜です。国の天然記念物になっている「知足院ナラヤエザクラ」のページで「ナラヤエザクラ」について紹介しています。 奈良八重桜は奈良県の県花、奈良市の市花になっており、約800本の奈良八重桜が奈良公園に植えられています。奈良八重桜は、カスミザクラが重弁化した変種であると考えられていますが、繁殖力は極めて弱く、殖やすのが非常に難しいとのこと。 平安時代末期に大江親通が著した 『七大寺巡礼私記』には、奈良の都の八重桜が植わっていた場所と開花時期が記載されており、八重桜は興福寺の東円堂にあり、他の全ての桜が散ってから咲く遅咲き桜であったとされています。その東円堂跡(現在の奈良公園バスターミナル)に若木の奈良八重桜が植えられており、石碑が建てられています。 花は花弁数が20〜35枚。多いものは100枚を超え、蕾の時は濃い紅色で、開花時は淡い紅色、咲き進むと白くなりますが、散り際には再び紅を帯びます。 奈良公園にはよく似た奈良九重桜というサクラがありますが、ヤマザクラが重弁化したもので萼(ガク)が10枚あり、開花時期が奈良八重桜より早く、両方を同時に見ることは困難なようです。この二つを見分けるには、サクラの幹に付いてる印です。「八」札か白いリボンが「奈良八重桜」、「九」札か青いリボンが「奈良九重桜」です。 今回は興福寺→東円堂跡→みとりい池・西大門跡→東大寺戒壇院→東大寺七重塔跡→三月堂→知足院→転害門→焼門跡の順で回りました。転害門の周囲には古木の奈良八重桜がありました。いい運動になりました。 (HP管理者) |
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(知足院ナラノヤエザクラ) | (造幣局の桜の通り抜け・7) | |
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No.1230 | ||