室生龍穴神社のスギ  (奈良県宇陀市) 更新:2009年4月(3)
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室生龍穴神社のスギ
「而二不二(ににふに)の神木」という石碑がある杉の巨樹。幹周/8. 5m、樹高/30m、樹齢/約1000年。
室生龍穴神社の大杉
而二不二の神木。
室生龍穴神社のスギ
巨杉が林立する室生龍穴神社境内。杉の樹高が高くて空が写りません。
室生龍穴神社の連理の杉
境内入口の杉は、「古くから連理の杉あるいは夫婦杉と言われており、その形状から夫婦和合・家庭円満ひいては家運隆昌の神が鎮まるところとして衆庶の信仰を集めて今日に到っています。」とあります。(由緒書きから) 
室生龍穴神社のスギ 室生龍穴神社のスギ
拝殿右の杉が境内では最も太い 「而二不二の神木」、道路の交差点にあります。
室生龍穴神社の龍穴
雨や雲を支配する龍王が住むという「龍穴」  ●龍穴のすぐ上流にある招雨瀑。
室生龍穴神社案内図

 ●室生龍穴神社の案内図
  龍穴への道が示されています。
名称 : 室生龍穴神社のスギ
所在地 : 奈良県宇陀市室生1297 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2009/3/21 室生龍穴神社マップ
指定 : なし
アクセス :近鉄大阪線・室生口大野駅から室生寺行き奈良交通バスで15分。終点の室生寺で下車、室生川の上流へ徒歩15分、約1km。 【車】国道165号「室生寺口」から県道28号を南に6.8km。駐車スペースあり。
室生龍穴神社は、延喜式(679年)内の古社で、主祭神は「たかおかみのかみ」(高■神:■は雨冠に口が三つに龍、ネットでは表示できない文字です)。タカオカミノカミは雨ごいの神として知られています。神域には龍穴と呼ばれる洞穴があって、いまでも雨ごいの行事が行なわれています。
 この室生龍穴神社は室生寺よりも古く、室生寺は龍穴神社の神宮寺ともいわれ、龍王寺と呼ばれていた時期もありました。室生寺にも杉の巨樹があり、室生寺の諸堂、五重塔、仏像、大杉群を見てから龍穴神社に回るのが良いと思います。
 境内は杉の巨樹が何本もそそり立ち、晴天の日でも薄暗く、森閑とした神域を感じさせます。社務所にある龍穴への案内書をもらい、林道を500m程登り「吉祥龍穴」の看板のある場所から降りたところに拝所があります。目の前に龍穴とその右手に招雨瀑といわれる岩盤を滑り落ちる滝があります。
 また「而二不二(ににふに)の神木」と呼ばれる大杉が室生龍穴神社の鳥居の左側約50mにあります。交差点にあるからすぐに分かりますが、樹高が30m以上ある樹高が高い大杉です。「而二不二」とは仏教用語で、「二つにして、二つではない(一つのもの)」という意味です。善・悪、男・女、明・暗など一見対立するものも、相対するものがないと成立しないということをいっています。
(HP管理者)

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