建屋のヒダリマキガヤ  (兵庫県養父市) 更新:2008年6月(3)
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建屋のヒダリマキガヤ
「能座(のうざ)のヒダリマキガヤ」とも呼ばれ、説明板では、幹周/7.35m、樹高/26m、樹齢/推定700年以上。
建屋のヒダリマキガヤ
このカヤノキがある場所は、後に京都府知事となり琵琶湖疎水を完成させたことで有名な北垣国道(きたがき・くにみち)の生家跡で、「かやのきさん」として親しまれています。
建屋のヒダリマキガヤ
カヤノキは根元から4m程の所で双幹となり、枝を周囲に伸ばしています。
建屋のヒダリマキガヤ
建屋のヒダリマキガヤ 建屋のヒダリマキガヤ遠景
幹にはワイヤーが何カ所も巻かれています。 能座集落の遠景で、中央がヒダリマキガヤです。
説明板 現地説明板。 現在は養父市になっています。
名称 : 建屋のヒダリマキガヤ
所在地 : 兵庫県養父市能座386 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2007/5/27 建屋のヒダリマキガヤ・マップ
指定 : 国指定天然記念物 (S26年6月9日指定)
アクセス : JR山陰本線・八鹿駅より全但バス「建屋」行きに乗り「能座口」で下車、西に徒歩約10分。 【車】北近畿豊岡道・養父ICから県道70号を南に7.9km、右折し300m。
明治時代の京都府知事・北垣国道の旧邸跡にあるカヤノキは、実の表面に左巻きの波紋があるところから「ヒダリマキガヤ」の名前がつけられています。このヒダリマキガヤの種は毎年、2石(360リットル)から3石も採れたといい、精製されて最高の食用油として利用されていました。
 旧邸跡の敷地は標高約220mにあり、東西28m・南北19m〜34mの台形をしており、高台ですので能座集落のどこからでも見る事ができます。写真にも見えるように、根元から4m程で二股になっている主幹が裂けないよう三つの鎖が巻かれています。また枝を支えるために鉄製の支柱も立てられているようにやや樹勢が衰えている事が気がかりです。
 ヒダリマキガヤで天然記念物に指定されたものは全国各地にありますが、このサイトの中では「熊野のヒダリマキガヤ」、「吐山の左巻カヤ」及び「浄徳寺のヒダリマキガヤ」を紹介しています。保存会のホームページができています。
 全国巨樹・巨木林の会の機関紙「巨樹・巨木林」2008年6月号に、この「巨樹と花のページ」が紹介されました。いつも巨樹・巨木林データベースを参考にして巨樹探訪やホームページを作成をさせてもらっています。
(HP管理者) 

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