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名称 : 地蔵院のシダレザクラ、玉川の桜 |
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所在地 : 京都府綴喜郡井手町井手字東垣内16 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日: 2009/3/29(地蔵院の枝垂れ桜)、2007/4/8(玉川の桜) |
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指定 : 京都府指定天然記念物 (S62年4月15日指定) |
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アクセス : JR奈良線・玉水駅で下車し、東に徒歩約20分。 【車】国道24号井出町役場前から西に2.4km。駐車場あり。 |
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地蔵院(地蔵禅院)は現在は曹洞宗の寺院ですが、昔は華厳宗に属し、白鳳年間(7世紀後半)に草創された古刹です。本尊は地蔵菩薩で橘諸兄(たちばなのもろえ)の持仏であったと伝えられています。
説明板には「円山公園の初代のシダレザクラは、当院の先代の親株から株分けしたもので、母樹を同じくする古木であります。」とあり、あの有名な円山公園の枝垂れ桜とは姉妹桜ということになります。
現在の枝垂れ桜は江戸時代中期の享保12年(1727年)に植えられたもので、樹齢280年になるシダレザクラです。地蔵院のシダレザクラの満開時期は、「玉川の桜」より1週間ほど早いようです。
地蔵院に至るまでの玉川に堤に沿って桜並木が続いており、「玉川の桜」と呼ばれています。かって「井手の玉川」は、高野の玉川、調布の玉川のなどとともに六玉川とよばれ、古代より多くの文人・歌人に愛されてきました。特に奈良時代の歌人・橘諸兄(たちばなのもろえ)はこの玉川を愛したそうで、近くには諸兄の墓もあります。
ところが昭和28年8月の集中豪雨でこの玉川が氾濫し多くの人命・家屋が失われたことから、川に堤を築き、桜・山吹を植えたそうで、いまやその500本の桜が素晴らしい並木を作り、井手町の名所となりました。また平成の名水100選にも選ばれました。
(HP管理者) |
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