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名称 : 生野神社のケヤキ |
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所在地 : 京都府福知山市三俣541 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2013/4/13 |
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指定 : 福知山市指定天然記念物 (H13年9月27日指定) |
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アクセス : JR山陰本線・福知山駅から、JRバスの園部方面行きに乗り「丹波三俣」下車、北東に200m。 【車】舞鶴若狭自動車道・福知山ICより国道9号線を南東に約5km。 |
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福知山市内に四座ある延喜式内社での一つで、祭神として「天鈿女命」(あめのうづめのみこと)を祀ります。誰もが一度は学校で習ったり、カルタで親しんだ小倉百人一首の中でも特に有名な一首、小式部内侍の歌「大江山 いく野の道の 遠ければ まだ文も見ず 天のはし立」に出てくる「いく野」(生野)の集落内に神社はあります。
説明板によれば、鎌倉時代から江戸末期までは、御幣神社(みてぐらはん)と称していたそうです。これは、綾部藩主九鬼氏が生野に倉庫を建て、上納米を取立てていたが、毎年当神社へ御供米を奉献していたので、御幣(みてぐら)と呼ぶようになったということです。祭神が天鈿女命ということで、歌舞音曲の上達や旅行道中交通安全などの神様として有名です。
ケヤキは社殿に向かって右側にそびえており、根元部には大きな空洞があります。訪問したのは春先で、桜がちょうど見頃でしたが、ケヤキの若葉には少し早かったようです。
小式部内侍(こしきぶのないし)は、これまた有名な歌人・和泉式部の娘で、この歌は母が父の任地丹後に行っているとき、歌合わせの席で即興で作ったもので、偽作疑惑を打ち破った名作として、この後には物語(古今著聞集など)にもなっています。生野は丹後に通じる道にある集落で、和歌の中では「いく野」いう集落名と「行く」という行動が掛けられています。
(HP管理者) |
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