(三重県伊賀市) 更新:2019年9月(13)
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高倉神社のシブナシガヤ
全国の巨樹のサイト「樹の国」によれば、幹周/3. 05m、樹高/約20m。
高倉神社のシブナシガヤ
巨樹というには若干細いのですが、シブナシガヤという珍しい樹種ということで国の天然記念物になっています。
高倉神社のシブナシガヤ
昔からカヤの木は食料としても貴重だったので、天然記念物になった巨樹はたくさんあります。
高倉神社のシブナシガヤ
地上3mほどで二幹に分岐しています。周囲は竹藪で入口の表示はありません。
高倉神社拝殿
高倉神社の拝殿。
名称 : 高倉神社のシブナシガヤ
所在地 :  三重県伊賀市西高倉1046 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/6/13 高倉神社のシブナシガヤ マップ
指定 : 国指定天然記念物 (S7年7月25日指定)
アクセス : 【車】名阪国道・上野ICから国道368号を北に1.8km、「向島」を左折し北西に5km、右折し400m。駐車場あり。
高倉神社のシブナシガヤは、参道途中左手の藪の中にあります。国の天然記念物ですが何の表示もありません。案内していただいた神社関係者(多分宮司さん)によれば、地元の方と相談して場所の表示をしていないとのお話でした。
 カヤの木は、古くは江戸時代、伊賀地方では最上の料理用油となるカヤ油を取るため、多く植えられていました。境内にはこのシブナシガヤよりも大きな普通のカヤの木がありました。
 また、実そのものも食用となり、伊賀や木曽では砂糖をまぶして「カヤあられ」という菓子も作ったといわれています。
 シブナシガヤの特徴は胚乳にシブ皮がついていないか、または簡単に取れることです。殻を割ると中から白い胚乳が見られるところから、昔から「蜂の子ガヤ」とか「白米ガヤ」とか言われました。
 国指定天然記念物のシブナシガヤは全国に3本あり、このカヤの木と「唯願寺のシブナシカヤ」と、すぐ近くの「果号寺のシブナシガヤ」です。また「高倉神社のケヤキ・スギ」も紹介しています。
(HP管理者)

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No.1948