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照源寺は、京都の知恩院を総本山とする浄土宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来です。私の家と同じ宗派の寺院です。山門前にある由緒書きによれば、当寺は桑名藩主松平隠岐守定勝公の菩提のため、その子定行が寛永元年(1624年)創建し崇源寺と号しましたが、その後寺号を改め
照源寺 としました。境内には松平家一統の墓所(県文化財)、山門(県文化財)、夫婦マツ(別名連立のマツ)などの文化財や金龍桜が見所とのこと。
夫婦マツは本堂に向かって右側にあり、2本の松の巨樹が根元でくっついています。クロマツの大樹が完全に連理の状態を示しているのは希有のことで、学術上でも貴重なものとあり、日本の名松100選にも選ばれているそうです。
境内には「金龍桜」という名桜があります。桑名城主・松平定綱が摂津の天台宗金龍寺から分植したもので。「徳川時代初期以来存在している名木のひこばえとして、今日にその特徴を伝えているものである」と昭和9年(1934年)に国の天然記念物に指定されましたが、1959年の伊勢湾台風の被害で枯れ、指定は解除されました。
現在ではまだ花が咲かない状況と照源寺さんのHPにあります。愛媛県松山市にこの金龍桜を移植した桜があり、市の天然記念物に指定されています。
近くには、円通寺の大イチョウ、太夫の大樟があります。
(HP管理者) |