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もう5年も前のこと、名古屋へ出張に行って大阪への帰り、急ぐこともなかったので運賃の高い新幹線をやめて近鉄のアーバン特急で帰ることにしました。夕方で暗くなり始めていたとき、鉄橋を渡っていると川の向こうに大きな木が見えました。うとうとしていたので、どの辺を走っているのか皆目見当がつかないままになっていましたが、やっと見つけることができました。
見つけることができたのは、グーグルストリートビューのおかげです。本当に便利な機能ですね。市内だとほとんどの道路の風景を見ることができます。
雲出(くもず)川堤防にある石橋のエノキですが、大枝が折れています。いつ、どうして折れたかは不明ですが、折れた方の幹にはキノコがいっぱいついていました。
かつて、大正10年から昭和18年までの間、ここには「中勢軽便鉄道」の石橋駅があったそうです。またエノキのすぐそばの道路は雲出川に架かる沈下橋に通じています。橋は狭い上に欄干もないのですが、結構車が通ります。大きなワゴン車も渡ってきてびっくりしました。キューブで渡ってみたかったけれど、最近運転の方は余り自信がなくなってきたので止めときました。
中勢軽便鉄道は、かって現在の津市内の岩田橋駅から伊勢川口駅を結んでいました。軌間は762mmで非電化です。軽便鉄道は「けいべん」と呼ばれており、かっては全国に多くの路線がありましたが、現在は僅かにトロッコ列車で有名な黒部峡谷鉄道と、四日市あすなろう鉄道内部・八王子線が残るのみ。一度四日市には乗りに行きたいものです。
(追加)四日市あすなろう鉄道、行きましたよ。「鵜の森神社のサイカチ」で掲載しています。
(HP管理者) |