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鵜森神社は近鉄四日市駅の近くにあり、室町時代の文明2年(1470年)に築城された浜田城があったところです。主祭神は天照皇大神ですが、浜田城主の先祖といわれている藤原秀郷や初代城主・田原忠秀らも祀っています。
サイカチは旧浜田城の土塁上にあり、3本ありますが写真に写した1本が最も大きいものです。普通サイカチといえば幹や枝に鋭いトゲが多数あるのですが、このサイカチにはありません。
サイカチを写しているとその後方を小さな電車が通り過ぎました。四日市あすなろう鉄道の電車です。全国でも珍しい軌間762mmという特別狭軌(ナローゲージ)で、通年運行はこのあすなろう鉄道と三岐鉄道北勢線のみ。昔は軽便と呼ばれて全国で多くの列車・電車が運行されていました。軽便はほとんどが地方で運行されていたため、モータリゼーションの発展で多くが廃線となり、今や貴重な存在です。時代の流れと共にこんなレトロな電車もいつか廃止されてしまうかもと思いながら乗ってきました。
乗ったのは四日市と日永駅の間でしたが、けっこう混んでいて、対面式の座席に座ると、向かい側に座った人と膝が接するほどです。私の母の実家がある岡山・西大寺にもかって西大寺鉄道という軽便鉄道があり、何回か乗った記憶があります。
(HP管理者) |