(長野県下諏訪町) 更新:2020年12月(17)
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諏訪大社下社春宮のケヤキ(1)
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/4. 90m、樹高/30m。 幹周実測値/5. 53m。
諏訪大社下社春宮のケヤキ(1)
下社春宮の鳥居を入った左手にケヤキの巨樹はあります。
諏訪大社下社春宮のケヤキ(1)
このケヤキが下社春宮では最も大きな樹木でしょう。
諏訪大社下社春宮のケヤキ(1)
ケヤキの大きな樹冠。下社春宮境内社叢が町の天然記念物に指定されています。
諏訪大社下社春宮のケヤキ(1)
ケヤキの左奥が神楽殿。

下社春宮・筒粥殿前のケヤキ
下社春宮・筒粥殿前のケヤキ】 これも立派なケヤキですが、幹周実測値/4. 21mでした。
下社春宮・筒粥殿前のケヤキ
下社春宮・筒粥殿前のケヤキ】 毎年1月に行われる「筒粥の神事」の舞台となる場所です。

万治の石仏
万治の石仏】 江戸時代初めの万治3年(1660年)に造られた大きな石仏です。
万治の石仏
万治の石仏】 芸術家・岡本太郎氏も万治の石仏を愛して止まず、下諏訪を何度も訪れたといいます。
万治の石仏 説明板 万治の石仏説明板
名称 : 諏訪大社下社春宮のケヤキ
所在地 : 長野県諏訪郡下諏訪町大門193 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2020/10/26 諏訪大社下社春宮マップ
指定 : 下諏訪町指定天然記念物 (社叢 S48年6月26日指定)
アクセス : JR中央本線・下諏訪駅から北に1.1km。 【車】長野道・岡谷ICから下諏訪岡谷バイパスを東に700m、「今井上の原」を右折し600m、「今井」を左折し国道20号を東に3.3km、「春宮大門」を左折し700m。駐車場あり。
諏訪大社下社春宮の「結びの杉」に続いて「下社春宮のケヤキ」の紹介です。鳥居から神楽殿に延びる参道左脇にあり、幹周実測値で5mを超す巨樹です。さらに筒粥殿前にもケヤキの巨樹がありました。
 諏訪大社については大社のホームページがありますのでそちらを見ていただくといいのですが、四社(下社春宮・秋宮、上社本宮・前宮)が存在するので調べる方も大変ですよ。
 諏訪大社の祭神は建御名方神と八坂刀売神。下社は妃神の八坂刀売神を祀ります。建御名方神(たけみなかたのかみ)は、「古事記」の国譲り神話に登場する神様です。天照大神の使者として高天原から遣わされた建御雷神は、出雲国へ降り大国主神と対面し国譲りの返答を迫ります。大国主神は子の事代主神に答えを命ずると、いとも簡単に国譲りを承諾してしましました。
 しかしもう一人の子供の建御名方神は建御雷神と戦います。破れた建御名方神は出雲から逃げだしここ諏訪の地まで来て降参し、諏訪の地に鎮まることとなりました。でもこの建御名方神と諏訪に鎮まるという物語は「古事記」だけにあり、「日本書紀」にはありません。どうしてでしょうか、非常に大事な部分と思うのに。日本の古代歴史の謎の一つです。
 今回楽しみにしてきたものに「万治の石仏」があります。伝説によれば、諏訪高島藩主・諏訪忠晴が下社春宮に石の鳥居を寄進しようとしました。この仕事を請け負った石工が、この地にあった大きな石を加工しようとノミを入れたところ、石から血が流れだしました。驚いた石工は鳥居を造ることをやめ、この不思議な石に阿弥陀如来仏を刻み、建立したと伝えられています。
 大きな石の上になんとも言えないお顔の頭がちょこんの乗っている風景は諏訪の名所です。岡本太郎氏もこよなく愛した石仏だとありました。
(HP管理者)

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長野県  ケヤキ   新日本名木100選
     
No.2167