(長野県諏訪市) 更新:2020年12月(30)
(きたかたみしゃぐじしゃ) 巨樹と花のページ・トップ  都道府県別リスト  樹種別リスト

北方御社宮司社のケヤキ
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/5. 11m、樹高/32m。
北方御社宮司社のケヤキ
凄く急な斜面に大ケヤキは立っています。本殿右横に大きな切り株がありこちらが最大樹だったのかも。
北方御社宮司社のケヤキ
本殿の真後ろに大ケヤキがあります。その上は中央高速道路が走っています。
北方御社宮司社のケヤキ
本殿(右下)からすぐなのですが、余りに急な斜面で近づけませんでした。
北方御社宮司社のケヤキと拝殿
北方御社宮司社拝殿と背後の大ケヤキ。
名称 : 北方御社宮司社のケヤキ
所在地 : 長野県諏訪市湖南大熊2993 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2020/10/27 北方御社宮司社マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 【車】中央道・諏訪ICから諏訪バイパスを北に700m、「飯島」を左折し南西に1.7km、「神宮寺」を右折し県道16号を1.9km、「湖南小学校入口」を左折し300m。境内脇に駐車。
北方御社宮司社は諏訪西中学校に南東にあり、背後(南)には中央高速道路が走っています。社殿も周囲には高い樹木がありますが。その周りは草地でほとんど樹木がありません。切り株が多くあるので、切ってしまったのでしょう。
 大ケヤキは本殿の真後ろにあり、急な斜面に立っていました。おかげで撮影するのが大変で、後ろに回り込もうにも滑って行けませんでした。ケヤキは地上3mほどで2幹に分岐しています。腐朽も見当たらないので大きく育って欲しいものです。
 北方御社宮司社の祭神は諏訪大神御子神。ミシャグジ神ではないのですね。
 さて「御社宮司」のお話ですが、読み方は、ミシャグジ、ミシャクジ、ミシャグチ、ミサグチ、ミサグジ、サングージン、シャクジン、オサモジンともいうようです。
 ミシャクジ神は、諏訪には非常に多いのですが、諏訪に限らず関東一円で信仰された神様で、霊威ある石や木に降りる畏き神霊を太古の人々がそう称しました。特に石棒の御神体が多く、これは生命を創出する力を持つ男性器を表したものと考えられるとのこと。どうも御柱(おんばしら)はこの石棒のご神体からきているのではないかとの説も。
 諏訪大社の祭神・建御名方神に土着神である洩矢神(もりやのかみ)が敗れて以来、洩矢神の末裔として諏訪大社の祭祀を司ってきた守屋家は、神長官として76代に渡って祭祀の秘儀・秘事を伝えて来ましたが、明治維新後、世襲神官の廃止などによりその祭祀は途絶えてしまいました。
 タケミナカタ(を祖とする大祝)が諏訪明神となる以前の諏訪の神と説明されるミシャグジ神。その正体について、さまざまな説が唱えられる「謎の神」です。
(HP管理者)

BACK 巨樹と花のページトップへ NEXT
(中金子第六天のケヤキ) (贄掛の大欅)
     
長野県  ケヤキ   新日本名木100選
     
No.2180