(長野県諏訪市) 更新:2021年1月(3)
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上社本宮の五本杉
環境省巨樹巨木林DBによれば、最大樹(最右)は幹周/5. 70m、樹高/30m。 幹周実測値/6. 02m。
上社本宮の五本杉
五本杉とありますが、1本は落雷でなくなり現在は四本杉です。樹齢約400年。
上社本宮の五本杉
説明板では、左(西)側から5.64m、4.30m、4m、3.92mとあります。
上社本宮の五本杉
神宮寺の仁王門跡にあります。「6」の旗はマレットゴルフ場の番号です。
上社本宮の五本杉
南端にある4本の内の最大樹です。
五本杉説明板
「五本杉」の説明板。
神宮寺跡説明板
「神宮寺跡」の説明板。五本杉は明治維新以前は神宮寺にありました。
名称 : 上社本宮の五本杉
所在地 : 長野県諏訪市中洲宮山1 五本杉 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2020/10/27 五本杉マップ
指定 : 諏訪市指定天然記念物 (S46年2月12日指定)
アクセス : 車】中央道・諏訪ICから国道20号諏訪バイパスを北に700m、「飯島」を左折し県道183号を南西に1.7km、「神宮寺」を右折し100mに駐車場あり。
五本杉は諏訪大社上社境内ではなく、少し南の神宮寺跡にあります。上社本宮の東参道を南東に行くと本宮駐車場の少し先に「神宮寺下り仁王門跡」の標柱があります。その小道を上ると五本杉に通じています。
 五本スギは神宮寺の普賢堂(ふげんどう)跡の南側にあり、当初は5本あったのですが、1本が落雷で損傷したため伐採され、今は切り株のみが残っています。1本欠けましたが今でも「五本杉」と呼んでいます。最大樹は一番山側のスギで幹周実測値/6.02mでした。
 現在のスギ自体は樹齢400年ほどですから江戸時代からのものですが、五本杉には、弘法大師が「朝日照り夕日かがやくこの山に漆千杯、金千杯、朱千杯」と言い残したとの伝説があります。
 諏訪大社本宮には明治初めまでは神宮寺があり、大坊(神宮寺)、下ノ坊(蓮池院)に加え、8つの坊と法華寺(現存)を含む宏大な社寺でした。現在は全てなくなり町名としてだけ“神宮寺”の名が残ります。
 神宮寺跡は現在は広場のようになっていますが、かつてここには普賢堂・五重塔・鐘楼・釈迦堂・薬師堂・不動堂・仁王門など多く堂宇がありました。特に普賢堂の歴史は古く、建立したのは弘法大師空海と伝わります。明治初めの神仏分離令・廃仏毀釈により全て取り壊されてしまい、今は何も残りません。
 上社本宮では「贄掛の大欅」「上社本宮のケヤキ・サワラ」「宮之脇のカヤ」を紹介しています。
(HP管理者)

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No.2183