(徳島県小松島市)
(くしぶち) 更新:2014年4月(4)
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櫛渕八幡神社のフウとクス
櫛渕八幡神社の鳥居をはさんで、右(西側)にフウ(楓)、左(東側)にクスノキがあります。
櫛渕のフウ
櫛渕のフウ】 県の天然記念物で、幹周/2. 77m、樹高/18.0m。
フウの葉
フウの葉です。カエデそっくりですが、フウはカエデ科ではなく、マンサク科に属します。
櫛渕八幡神社のクス
櫛渕八幡神社のクス】 環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/8. 50m、樹高/20m。
櫛渕八幡神社のクス
クスノキは少し傾いていますが、堂々たる根張りです。腐朽部にはふたがしてあります。
櫛渕八幡神社のクス
櫛渕のフウ 説明板 櫛渕のフウの説明板
櫛渕八幡神社 櫛渕八幡神社の社殿
名称 : 櫛渕のフウ、櫛渕八幡神社のクス
所在地 : 徳島県小松島市櫛渕町字太田1 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2013/10/13 櫛渕八幡神社マップ
指定 : フウ ; 徳島県指定天然記念物 (S29年1月29日指定)
      クスノキは未指定。
アクセス : JR徳島駅から小松島市営バス・立江線で「櫛渕八幡社前」下車すぐ。 【車】国道55号「立江橋」交差点を右折し、県道28号を4.3km。
櫛渕(くしぶち)八幡神社は櫛渕小学校の東隣にあり、訪問した日はちょうど秋祭りの日でした。鳥居の前の道路には山車(だし)が出ており笛と太鼓の祭り囃子が聞こえます。とはいっても人出はごく少なく、境内にもそんなに人はいませんでした。
 フウ(楓)は中国と台湾が原産のマンサク科の落葉高木です。中国名は「楓」ですが訓読みのカエデとは別の種類です。江戸時代に日本に伝えられ、関東以西の各地に植えられたといいます。
 この櫛渕八幡神社のフウの木は、大正初期、台湾に出征していた兵士が持ち帰った苗木を、地元住民が神社の神木であるクスノキの横に植えたものだといいます。100年近くで幹周約3mの巨木になったのは、成長の早さがフウの特徴の一つだといいます。このサイトではもう1本フウ樹として「西村廣休宅跡のフウ樹」を紹介しています。
 クスノキは無指定ですが、神社の御神木として特別な存在です。もう1本くすのきの巨樹がありますが、道路にまではみ出ており、そのためか主幹が切られていました。
(HP管理者)

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(櫛渕天満神社のクスノキ) (真福寺のスダジイ)
     
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No.752