(徳島県吉野川市) 更新:2008年9月(1)
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壇の大クス
左に伸びる大枝が特長の「壇の大クス」。幹周/10.3m、樹高/35m、樹齢/推定950年。
壇の大クス
道路の下から見た大クス。すごい大きな樹冠だ。東西25.8m、南北53mとある。
壇の大クス
左に伸びた大枝でも周囲は3mはありそう。
壇の大クス
壇の大クス 壇の大クス
主幹は5mほどの所から多く枝を伸ばしている。  ●道路側とは反対側から見た大クス。
壇の大クス・説明板

壇の大クス(2020/3/17)
(2020/3/17撮影)「壇の大クス」の再訪時の画像です。ほとんど回復していますね。
名称 : 壇の大クス
所在地 : 徳島県吉野川市鴨島町森藤字平山566 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2008/5/3 壇の大クス マップ
指定 : 徳島県指定天然記念物 (S40年3月5日指定)
アクセス : JR徳島線・鴨島駅から徒歩で35分。 【車】国道192号「市役所北」の交差点から南に県道31号を南に1.5km、左折し500m。
国道192号線の鴨島町鴨島の交差点を南に折れ、吉野川市役所の前を通りさらに南に。市役所から約1kmの所で左折し、150mほど進み右に登る道を200m進むと行く手に大きな楠が見えます。これが県指定天然記念物の「壇の大クス」です。左に大きな支幹を伸ばしていて、すごく特長のある姿をしています。
 この大クスは平安時代末期・後白河法皇に仕えた平康頼(たいらのやすより)が植えたと伝えられており、小道を降りると「康頼神社」があります。平康頼は安元3年(1177年)、京都鹿ケ谷で藤原成親・俊寛らと平清盛討滅の謀議に加わり、これが漏れて鬼界島に流されたが恩赦により帰京し、その後源頼朝の推挙により阿波国で官職に就いたとされています。
 ちょうどお昼時で、宅配便のトラックの運転手さんが大楠の木陰を利用して昼食中でしたが、写真を撮り始めると急いで食べて発進してしまいました。お昼ご飯のじゃまをしてしまい申し訳ありませんでした。
 近くには「森藤八大龍王社のクスノキ」があります。
(HP管理者)
徳島新聞によれば、2009年4月半ば頃から樹勢が急激に衰弱し、大半の葉が枯れ落ちたそうです。その後樹木医の方が栄養剤を投与するなどの処置で新しい葉がよみがえりつつあるとのことですが、早くこの写真の様なすばらしい枝葉が繁茂した状況に戻って欲しいものです。(2010/2/9追記)
2020年3月17日に再訪しました。2008年の前回訪問時程ではないですが結構葉が茂っており、治療の効果からか回復してきているようです。画像を追加しました。(2020/3/28追記)

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No.139