(和歌山県高野町) 更新:2019年9月(4)
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大師教会のアカマツ
【大師教会のアカマツ】 環境省巨樹巨木林DBには登録がありません。幹周5mほど(地上50cmで)。
大師教会のアカマツ
【大師教会のアカマツ】 樹高は25mほどありそうです。後方は教化研修道場。
高野山大師教会大講堂
「大師教会」の大講堂。

三鈷の松
【三鈷の松】 右のお堂は御影堂。アカマツとクロマツの2本が植えられています。樹高/7.5m、幹周不明。
三鈷の松
【三鈷の松】 空海が唐から投げた三鈷杵(さんこしょ)がこの松に懸かっていたといいます。
三鈷の松説明板
「三鈷の松」説明板。
根本大塔
壇上伽藍、根本大塔。
名称 : 大師教会のアカマツ・三鈷の松
所在地 :  和歌山県伊都郡高野町大字高野山152 三鈷の松 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/5/24 大師教会のアカマツ マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 南海高野山ケーブル・高野山からバスで「金剛峯寺前」下車すぐ。 【車】京奈和道・かつらぎ西ICから南に2.2km、「笠田中」を右折し国道480号を19.8km、「大門」を左折し1.3km、金剛峯寺の駐車場に駐めました。
高野山は紀ノ川南岸に連なる長峰山系の東端にある海抜約900mの山々に囲まれた山上盆地にあります。高野山の歴史は、弘法大師空海が、嵯峨天皇に願い出て弘仁7年(816年)に真言密教の修禅の道場である金剛峯寺を開創したことに始まります。
 高野山の中心である金剛峯寺の駐車場に車を止め壇上伽藍へと向かいます。途中に大師教会があり、アカマツの巨樹がありました。あまり有名な松ではないようですが、かなりの太さと樹高のあるアカマツの巨樹です。
 高野山大師教会本部は、高野山開創1100年祈念事業の一環として、大正14年(1925年)に造営され、敷地内には「大講堂」と「教化研修道場」の2つがあります。
 次に壇上伽藍(だんじょうがらん)に向かいました。最近再建された中門を入ると、金堂・根本大塔・西塔・御影堂など多くの堂塔が立ち並び、高野山の聖地の1つであります。その壇上伽藍の中心にある金堂の背後、御影堂の前に「三鈷の松」(さんこのまつ)があります。
 「三鈷の松」は、空海が恵果から密教を受法後、中国・寧波の浜辺から空に投げた『三鈷杵』(さんこしょ)が日本の高野山のこの松に引っかかっていたという伝承が残る松です。「高野山開創」の発端を作った松で、よく飛んだその「三鈷杵」は『飛行三鈷杵』とよばれ「高野山三大秘宝」のひとつで、国重文に指定されています。
 三鈷の松は現在は金剛峰寺山林で育成させた黒松と、金剛峰寺の林から移植した赤松の2本が植えられています。松の葉は普通は2葉か5葉ですが、この松にはまれに3葉が混じります。それを拾った人はお守りとして肌身に持つことで、高野山からの帰り道、何事もなく無事に家族の待つ家まで必ず帰れるんだそうです。
 このページでは高野山に関しては、「如意輪寺のケヤキ」と「奥の院の大杉林」を紹介しています。
(HP管理者)

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No.1939