(奈良県吉野町) 更新:2020年9月(8)
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吉野山コウヤマキ群落
環境省巨樹巨木林DBには、幹周/3. 80m、樹高/5m、幹周/3. 15m、樹高/5mの2本だけ登録されています。
吉野山コウヤマキ群落
冊子「奈良の巨樹たち」では、最大樹は幹周/4. 2m、樹高/12m、推定樹齢/400年とあります。
吉野山コウヤマキ群落
一見白骨化したような幹が、曲がりくねって群集しています。
吉野山コウヤマキ群落
このような群落は非常に珍しいので県の天然記念物になっています。
吉野山コウヤマキ群落 説明板
「コウヤマキの群落」の名称で天然記念物に指定されています。
名称 : 吉野山コウヤマキ群落
所在地 : 奈良県吉野郡吉野町吉野山 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2020/9/14 吉野山コウヤマキ群落マップ
指定 : 奈良県指定天然記念物(S32年6月13日指定)
アクセス : 【車】五条方面から国道169号の「吉野大橋北詰」を右折し、吉野大橋を渡って1.2km、右折し県道37号を5.9km。手前に駐車場あり。
吉野町市街地を通る県道39号線から南に、吉野山・上の千本に向かう県道37号線の途中、如意輪寺近くの道路脇にコウヤマキの群落があります。県道ができたために群落が二分されていますが、説明板のある下り斜面の方が見やすいようです。
 コウヤマキは、普通は樹冠が鋭い尖りを見せて天にそびえているのですが、ここの群落のコウヤマキは、樹高が七・八メートル足らずで、枝が分岐に分岐を重ねており、不気味ささえも感じさせます。これは古くからの慣習として毎年お盆の供え花として、枝先を切ってきたためなのです。
 最大樹は道路を挟んだコンクリート擁壁の上にあり、樹高/12m、幹周り/4.2m、推定樹齢/400年。といわれています。(今回は撮影できませんでしたが、再訪問してみたいと思っています。)
 コウヤマキは日本だけに生育する固有種。かっては世界中に生育していましたが今は化石として残るのみ。メタセコイアと同様「生きている化石」です。コウヤマキの群落としては、滋賀県甲賀市の「玉桂寺のコウヤマキ」があります。
 近くには県指定天然記念物の「桜本坊のギンモクセイ」があります。
(HP管理者)

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奈良県  コウヤマキ   新日本名木100選
     
No.2108