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田口水分神社は、約400年数年前、宇陀市菟田野町古市場にある宇太水分神社(中社:夫婦杉で紹介しています)より分祀されたものと伝えられています。神社の祭神は天之久比奢母智神(あめのくいきもなのかみ)で、水の神として親しまれています。
宇陀市発行の「広報うだ」に「宇陀ふるさと探訪」として詳しく紹介されていました。それによれば、イチョウは周囲が約9メートル、樹齢300年といわれており、鎌倉の鶴岡八幡宮の大イチョウに次ぐ大きさだといわれています。鶴岡八幡宮の大イチョウは昨年3月に倒れてしまいましたので、今では日本一の大イチョウというわけですが。環境省巨樹巨木林DBでは、日本一のイチョウは青森県の「北金ヶ沢のイチョウ」です。この田口水分神社のイチョウの木は、田口水分神社とともにかっての「室生村20景」に選ばれていました。
ふるさと元気村(旧田口小学校)を50mほど南に行き右折すると神社があり、小さいですが駐車場もあります。昔ながらの山村の香りが残る村の風景に出会えます。集落に入る500m手前の県道沿いには次回紹介の「コナラの巨樹」がありますのでこのイチョウを訪問の際には忘れずに見て下さい。
(HP管理者) |