(奈良県御所市) 更新:2004年12月
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葛城一言主神社のイチョウ
奈良県御所市にある葛城一言主神社のイチョウ。幹周/3. 85m、樹高/25m、樹齢/1200年。
  乳(にゅう)が素晴らしい。幹周よりも2倍は太く感じる。
葛城一言主神社のイチョウ
土曜日のお昼どき、大勢の家族連れ、カップル、小学生の団体でにぎわっていた。イチョウの黄葉も今が盛りです。
葛城一言主神社のイチョウ
葛城の山をバックにイチョウの黄葉が映えます。
一言主神社のイチョウ 一言主神社のイチョウ
一言主神社のイチョウの魅力は地上2mから上の部分の乳(気根のこと)にあります。
 丁度先日の雨のためか乳の先端から水滴が絶え間なく落ちていました。
葛城一言主神社のイチョウ
(上)葛城一言主神社のイチョウの全景。
(右下)葛城一言主神社の本殿。
イチョウの乳
葛城一言主神社本殿
名称 : 葛城一言主神社のイチョウ
所在地 : 奈良県御所市森脇432 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2004/11/20 葛城一言主神社マップ
指定 : 奈良県保護樹木 (H9年7月18日指定)
アクセス : 近鉄御所線・御所駅又はJR和歌山線・御所駅下車、徒歩40分。
葛城一言主神社は「いちごんさん」とも呼ばれ、全国各地の一言主大神を祭神とする神社の総本社です。神社の歴史は悠久の昔、日本の神話時代にさかのぼります。古事記や日本書紀、今昔物語にも登場する一言主大神が祭神で、どのような願い事でも一言だけ聞いてくれる神様です。
 御神木でもある大イチョウは樹齢伝承1200年という古木で、「宿り木」「乳イチョウ」と呼ばれ、健康な子供を授かり、母乳が良く出るようにと子供を思う親の信仰を集めています。「乳(にゅう)」とはイチョウの古木にできる気根(きこん)のことです。2日前の雨のせいでもあるでしょうが、絶え間なく乳の先端から水滴が落ちていました。
 イチョウを見に行った日は好天の土曜日、黄葉も見頃であったためか、イチョウを見に来る人が引きも切らず、イチョウだけを撮ることが難しいほどでした。
 葛城一言主神社へのアクセスは車かタクシーになります。近鉄御所(ごせ)駅からタクシーで10分たらずです。ちなみに料金は1310円でした。歩くと40分はかかりますが、葛城古道をゆっくり歩くのもいいでしょう。
 (HP管理者)
(2013/9/6追記)すばらしい黄葉を見せていた葛城一言主神社のイチョウでしたが、2012年3月に樹木医の診断で、根元の腐朽が著しく倒壊の危険があるとのことから主幹や枝が切られてしまいました。ただし、主幹は7mまで残されているし、枝もかなり残されていますので、これからまた回復して欲しいものです。  

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