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名称 : 広橋の御葉付イチョウ |
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所在地 : 奈良県吉野郡下市町広橋1730 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2014/11/15 |
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指定 : 奈良県指定天然記念物 (S49年3月26日指定) |
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アクセス : 近鉄吉野線・下市口駅から「笠木、洞川温泉、中庵住」行き奈良交通バスで約25分、「庄屋辻」」バス停下車、東に約500m。 【車】南阪奈道・葛城ICから国道24号、国道370号を経て岡崎交差点を南に右折し、国道309号を約10km、広橋トンネルを出たところで左折し東に約800m。 |
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安楽寺観音堂の境内にある広橋の御葉付イチョウは、全国的には20府県の40数本しかない貴重なオハツキイチョウの中の1本です。幹周を実測したところ4.02mのごくありふれたイチョウの木ですが、御葉付きということで県の天然記念物に指定されています。写真を撮ろうと御葉付きをしばらく探したのですが発見できませんでした。
イチョウのある観音堂境内には、阿弥陀如来立像、観世音菩薩(本尊)、四天王像2躯の4躯が納められており、町の文化財に指定されています。また広橋は梅林でも有名です。
境内の説明板によれば、お葉付きイチョウは種子植物でありながら、胞子を葉の上につけるシダ類と同様に、種子を葉の上につける状態を呈し、先祖帰り的な例証として植物の進化系統学上きわめて貴重な資料とのことです。
奈良女子大学のHPによれば、「地元の人の話によると、子供の頃は実がたわわにみのり、1000個に1個くらいの割合でオハツキイチョウがあったそうだが、枝を切り木が若くなったことで実がなりにくくなっているという。」ことです。道理で見つからなかったわけです。
(HP管理者) |
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