(奈良県天川村) 更新:2015年4月(24)
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円空銀杏
現地の説明板では、幹周/5m、樹高/30m以上、推定樹齢/320年以上。
円空銀杏
大きく広がった根が特徴です。主幹にはしめ縄が巻かれています。
栃尾観音堂と円空銀杏
栃尾観音堂と左後方にある円空銀杏。上の方はまだイチョウの葉が残ってました。
円空銀杏
右下に見えるのが観音堂です。イチョウの周囲は落下したイチョウの落ち葉でいっぱい。
円空銀杏
円空銀杏説明板 円空銀杏の説明板
名称 : 円空銀杏
所在地 : 奈良県吉野郡天川村栃尾653 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2014/11/15 円空銀杏マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 近鉄吉野線・下市口駅から奈良バス「中庵住」行きに乗り、「栃尾」で下車、東に約200m、徒歩5分。 【車】国道370号の「岡崎」交差点を南に折れ国道309号を南下。「川合」交差点を右に折れ県道53号に入り6km、栃尾バス停前を左折し橋を渡り約300mで栃尾観音堂に着きます。駐車場あり。
栃尾観音堂には4体の円空仏が祀られています。祀られている円空作の仏さまは、中尊が「聖観音菩薩立像」、脇に「大弁財天女立像」「金剛童子像」「護法神像」です。江戸時代の遊行僧・円空(1632〜1695)は寛文12年から延宝3年までの間に大峯山に二度入峯し、山上ケ岳などで厳しい冬のさなかの越年修行を行っています。この大峯山入峯の時に彫られた仏像が栃尾観音堂に残されています。近畿以西で円空仏が群像で残されているのは、ここ栃尾観音堂だけです。
 生涯12万体にも及ぶ仏像を彫ったといわれる円空ですが、特に故郷の岐阜県には多く残されています。昨年「千光寺の五本杉」で訪問した高山市の千光寺では63体もの円空仏が残されています。
 この銀杏も円空上人がお手植されたとの伝承がありますが、山の斜面に根を張り空に向かい大きく伸びており、円空仏のような猛々しさも感じられます。
(HP管理者)

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No.1012