多田神社のムクロジ  (兵庫県川西市) 更新:2010年9月(6)
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多田神社のムクロジ
「兵庫の巨樹・巨木100選」によれば、幹周/4. 20m、樹高/17m、樹齢/伝承1000年。
多田神社のムクロジ
ムクロジの根元部分。なかなかの根張り。後方に見える随神門は国重文。
多田神社のムクロジ 多田神社のムクロジ
ムクロジは石囲いに囲まれていて、周りは苔むした庭園のようになっています。
多田神社のムクロジ 多田神社のムクロジ
多田神社拝殿(重文)。参道が工事中でした。  郷土記念物の表示板。
名称 : 多田神社のムクロジ
所在地 : 兵庫県川西市多田院多田所町1-1 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2010/7/31 多田神社マップ
指定 : 兵庫県指定郷土記念物 (H10年4月28日指定)
アクセス : 阪急電車・川西能勢口駅から阪急バスで「多田神社前」下車、徒歩3分。 【車】阪神高速11号池田線・池田木部出口より国道173号を北に2.6km、「多田駅前」を左折し西に1.3km。駐車場あり。
多田神社は、史跡「多田院」として、歴史上有名な清和源氏発祥の地として重要な場所であります。この地ではじめて武士団を率いた源満仲をはじめ、頼光、頼信、頼義、義家の五公を祀っています。多田神社は明治までは「多田院」と称し寺院でしたが、神仏分離令により神社になりました。
 天禄元年(970年)鎮守府将軍・源満仲により天台寺院として建立されましたが、鎌倉時代に真言律宗に転じました。清和源氏の流れをくむ足利氏や徳川氏も源氏の霊廟として認めていました。四月には「源氏まつり」が行われ、源氏の武者行列が見られます。
 ムクロジは随神門を入った左手の石柱の囲いの中にあり、苔むした庭園のような一角にそびえます。堂々とした根元の張りを持ち、コブやごつごつした樹皮が特徴。樹齢は一説には一千年ともいわれます。この「多田神社のムクロジ」は兵庫県で最大のムクロジとされています。ちなみに日本一のムクロジは、京都府京丹後市の「大成八幡神社のムクロジ」で幹周は4.96mあります。
 本殿横には同じく県郷土記念物に指定されている「多田神社のオガタマノキ」もありますが、残念ながら工事中で近寄れませんでした。
(HP管理者)

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No.389