(兵庫県神戸市東灘区) 更新:2023年4月(6)
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笹部桜
岡本南公園(桜守公園)の笹部桜桜博士・笹部伸太郎氏の邸宅の庭にあった桜で、博士の遺言で「笹部桜」と名づけられました。とても美しい桜です。
笹部桜
笹部桜の花は、淡紅色・半八重・中輪で、花弁数はは8~20枚。白色から紅色まで入り混じって咲くという美しい桜です。
笹部桜
カスミザクラとサトザクラ類との交雑種と推定されています。
笹部桜
最近のDNA解析の結果から、ヤマザクラ×ソメイヨシノとも確認されています。
笹部桜
枝近くに密集して咲くのが特徴のようです。
笹部桜説明板
ササベザクラの説明板。岡本南公園が笹部新太郎博士の邸宅の庭だったことが書かれています。
岡本南公園(桜守公園)
岡本南公園(桜守公園)の笹部桜。小さな滝もあります。
名称 : 桜守公園の笹部桜 品種 : サクラ
所在地 : 兵庫県神戸市東灘区岡本5-6-16 (岡本南公園) ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2023/3/27 桜守公園の笹部桜マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 阪急電車神戸線・岡本駅から西に徒歩5分。
神戸市の阪急岡本駅のすぐ近くに「岡本南公園」があります。別名「桜守公園」とも呼ばれており、桜の名所になっています。訪問した日はちょうど満開時期で多くの見物客が来ていました。
 岡本南公園は植物学者・笹部新太郎氏の邸宅の庭だったところを、死後に神戸市が買い取り、岡本南公園としました。公園には現在10種類約30本の桜の木が植えられています。
 笹部新太郎氏は荘川村(現在は高山市)の「荘川桜」の移植に貢献したことでも有名です。また、水上勉氏の小説「櫻守」のモデルであったことも知られています。
 「笹部桜」は笹部邸の庭で、芽吹きから成長し5年後に開花したので、笹部氏は「五歳桜」と仮名をつけていましたが、1978年に亡くなる前に笹部桜と名づけるよう、遺言があったといわれます。
 阪神大震災の後、原木は枯損しましたが、現在は後継木が5本程度植えられていました。とても美しい桜で、大阪造幣局の通り抜けでも見ることができます。またこの岡本南公園には「岡本桜」という珍しい品種の桜も見ることができます。
(HP管理者)

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No.2233