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書写山円教寺で時間をとってしまい予定していた巨樹はほとんど見れずじまい。最後に「瑠璃寺の大杉」に向かいました。揖保川に沿った県道72号線を行くと瑠璃寺の案内板があります。左折し山道を行くと瑠璃寺の駐車場に着きました。奥には船越山モンキーパークがあるのですが目的は大杉です。
瑠璃寺は神亀5年(728年)聖武天皇の勅願により僧行基が開創したと伝えられ、1200年余りの歴史を持つ高野山真言宗の古刹です。南北朝時代に赤松氏により再興されましたが、本堂には千手観音、奥の院には薬師如来が祀られています。
駐車場から渓谷に沿って登っていくと左手に朱塗りの橋があり「瑠璃寺」の石柱が立っています。ここが本坊で、護摩堂や聖天堂があります。大杉は渓谷沿いにもう少し登った本堂への石段途中にあります。渓谷は2009年の佐用町の水害により大きな被害を受けており、まだその跡が至る所に残ります。本当に風光明媚な所なので残念です。
大杉は「観音杉」と呼ばれており、本堂に登る石段が尽きようとするあたりにあります。樹高が高く50mと説明板にありました。また、品種名をフナコシスギといい、オモテスギの部類で特に生長が早く、病害虫の被害が少ない優良な品種であり、昔から植林用に使われてきたそうです。
(HP管理者) |