(兵庫県佐用町) 更新:2008年4月(4)
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三日月の大ムク
久森家の庭にある「三日月の大ムク」。現地の説明板では、幹周/9. 9m、樹高/18.5m、樹齢/約800年。
三日月の大ムク
かなり腐朽が進んでおり、修復の跡が目立ちますが、葉をいっぱいつけており、まだまだ元気そう。
三日月の大ムク
三日月の大ムク 三日月の大ムク
久森家の屋敷の外側からムク全体を写しました。  ●根元近くには瘤(こぶ)が出ています。
三日月の大ムク石碑 三日月の大ムク
屋敷前にある兵庫県指定天然記念物の石碑。  ●大きな枝が失われているのが分かります。
名称 : 三日月の大ムク (久森家の大ムク)
三日月の大ムクの所在地 : 兵庫県佐用郡佐用町下本郷1475-2 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2007/9/22 三日月の大ムク・マップ
指定 : 県指定天然記念物(S46年4月1日指定)
      新日本名木100選
アクセス : JR姫新線・三日月駅から2.5km。徒歩約40分。  【車】姫路から国道179号線で佐用方面に進み、桜橋交差点を右折し2.2km。
「承久の乱(じょうきゅうのらん:1221年)で後鳥羽上皇が、元弘の変(1331年)で後醍醐天皇が、ともに隠岐島へ流された時に歩いた作州街道(現在の国道179号線)。ここから北へ1.5キロ入った山沿いに久森家があります。」(以上は久森家でいただいたパンフレット内の「今昔物語」より)
 大ムクは個人(久森家)のお宅の中にあるので、声をかけて見学させてもらいました。わざわざ案内に出てこられたご当主に大ムクのパンフレットをいただき、さらに大ムクのお話も聞かせて頂きました。「秋には落葉樹ですから落ち葉の掃除がもう大変ですよ」とのことでした。
 このムク(椋)は「久森家の大ムク」とも呼ばれており、ムクノキの幹周では日本一を誇り、地元のシンボルとなっています。大ムクはお屋敷の北西隅にあり、母屋と納屋に挟まれたかなり窮屈な状態で、巨樹の全体写真をとるのはかなりの広角レンズが必要です。仕方なく全体写真はお屋敷の外からとりました。
 また、このあたりにはムクノキの古木が多くあり、承久の乱で後鳥羽上皇が隠岐島に配流になる途中弓をかけて休息したと伝わる「弓の木」や、次回紹介する町指定天然記念物の「下本郷のムクノキ」があります。
(HP管理者)

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(毘沙門堂の枝垂れ桜) (下本郷のムクノキ)
     
兵庫県  ムクノキ   新日本名木100選
     
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