(大阪市西区) 更新:2012年8月(3)
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楠永神社の楠
靱公園の中の靱テニスセンターのそばにある楠永神社の楠です。目測で、幹周/4. 5m、樹高/15mほど。
楠永神社の楠
主幹がなく補修がされています。戦災によるものでしょうか。
楠永神社の楠
楠永大神と楠玉大神を祀ります。クスノキがご神体です。
楠永神社の楠
名称 : 楠永神社の楠
所在地 : 大阪市西区靱本町2-1 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2012/7/28 楠永神社マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 地下鉄中央線・阿波座駅から500m。靱(うつぼ)公園内。
大阪市の中心部には巨樹といえるような大木がほとんどありません。戦災の影響が大きいのですが、その中で生き残りともいえるのがこの楠永神社の楠です。
 大阪市の中心部、オフィス街に広がる緑のオアシスともいえる「靱公園」の片隅にある小さな楠永神社の御神木のクスノキで、靱テニスセンターのセンターコートのすぐそばにあります。テニス教室に通う人や散歩の人、育児中のお母さん方の憩いの場となっています。かつては海部堀川が横を流れており、海産物の市場であった靱市場がありました。永代濱と称する荷揚げ船着場があったそうで、記念碑が建っています。
 戦後は現在の靱公園一帯は進駐軍に接収され飛行場となりました。クスノキは飛行場建設の際にじゃまになるので伐採されようとしましたが、けが人などが相次ぎ伐採は中止されました。撮影中に通りかかった親子連れが、「このクスノキにはみいさんがおるんや。みいさんとは白い蛇のことやで。せやから大切にせんとあかんのや」とお父さんが話しているのが聞こえました。
(HP管理者)

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No.551