(大阪府阪南市) | ●更新:2012年1月(2) |
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●環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/4. 15m、樹高/18m、樹齢/約480年。 |
●イチョウとしてはそんなに太くないけれど、大阪府の天然記念物に指定されています。 |
● 左の小祠は、自然居士を祀るもので、明治42年に玉田神社から移築されたもの。 | |
●自然居士の説明板 |
● | 名称 : 自然居士のいちょう | |
● | 所在地 : 大阪府阪南市自然田1680-1 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2011/11/27 | |
● | 指定 : 大阪府指定天然記念物 (S56年6月1日指定) | |
● | アクセス : 南海本線・尾崎駅より南海バスで「自然田」下車、徒歩すぐ。 【車】阪和道・泉南ICから東に2.4km。 | |
● | 「自然居士」は、「じねんこじ」と読みます。室町時代に成立した能楽の代表的な作品の一つで、能を大成させた観阿弥(かんあみ)の謡曲「自然居士」で知られる説教師・自然居士の生まれた場所にあるイチョウの木なので、「自然居士のイチョウ」と名付けられています。幹周4.15mほどですからそれほどの巨樹ではありませんが、府の天然記念物になっています。 能の自然居士の話は説明板などによれば、説教師であった居士が雲居寺造営のために寄進を募る説法をしていたところ、父母の供養のために自らの身を人買いに売り小袖を寄進した少女を、連れ去った人買い商人から苦難の末に取り戻すまでを主題としたもので、涙なくして見れない内容だそうです。 自然居士は14世紀・鎌倉中期に活躍した在家の宗教家で、「自然」は自らの出身地の和泉の国の自然田からとり、居士とは在家で仏道修行する少年僧を意味しています。 訪問した日は11月も末でしたが、まだ黄葉にはだいぶ早かったようです。 (HP管理者) |
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No.510 | ||