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名称 : 阿麻美許曽神社のクスノキ |
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所在地 : 大阪市東住吉区矢田7-6-18 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2015/10/29 |
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指定 : 大阪市指定保存樹林(S43年10月1日指定) |
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アクセス : 近鉄南大阪線・天見駅から北に約1.3km、徒歩約20分。 【車】阪神高速・三宅出口から東に1.4km、天見北7丁目を北に120m。駐車場がないので、近所のコンビニに駐めました。 |
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阿麻美許曽神社の創建は古く、平安時代初頭の大同年間(806〜809年)と伝えられています。ご祭神は、素盞鳴尊・天児屋命、事代主命の三神。神社名はこの地の地名「天見」の由来ともなっています。
神社地は大和川の南側で本来ならば松原市なのですが、なぜか大阪市東住吉区になっています。阿麻美許曽神社は矢田村の氏神様なので、大和川の付替後にも松原市に属さなかったようです。大和川が江戸時代に人工的に造られたため、昔の古い地割が残ったものです。
また手洗舎の東側に「行基菩薩安住之地」の石碑が建っていますが、行基は奈良時代の高僧で、池などの灌漑設備や橋の造営にも力を入れたとされており、今も大和川に架かる橋には「行基大橋」の名があります。
長居公園から府道26号線を南下し、大和川に架かる行基大橋から南を見ると、こんもりとした社叢を見ることができます。ここが阿麻美許曽神社で、境内には3本のクスノキの巨樹があり、さらに隣接する特養老人ホームの敷地内にもしめ縄をしたクスノキが1本あります。
境内の樹林は大阪市の保存樹林に指定されており、表示板では最大のクスノキの幹周は5.4mとなっていますが、実測すると6mを超えていました。指定時よりもずいぶん大きくなったようです。いずれも健康なクスノキでこれからもさらに大きくなることでしょう。緑が少ない大阪市にとっては貴重な社叢です。
(HP管理者) |
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