(岐阜県本巣市) | ●更新:2010年4月(9) |
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●「淡墨桜」の品種は彼岸桜(ヒガンザクラ)で、エドヒガンとも呼ばれます。幹周/9. 91m、樹高/16. 3m、樹齢/1500年。 |
●堂々たる淡墨桜の幹部。その枝張りは、東西/26. 9m、南北/20. 2mにも及びます。 |
●散り際に特異な薄い墨色を帯びるので「淡墨桜」の名があります。 |
●国指定天然記念物の指定名は「根尾谷淡墨ザクラ」です。でも「淡墨桜」といえばこの桜と誰もが分かります。 |
●大勢の見物客に囲まれた淡墨桜。ほぼ満開の時期に訪問できました。 |
●(右上)国指定天然記念物の説明石碑 ●(右下)樽見鉄道・樽見駅とレールバス |
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● | 名称 : 淡墨桜 (根尾谷淡墨桜) | |
● | 所在地 : 岐阜県本巣市根尾板所字上段995 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2010/4/10 | |
● | 指定 : 国指定天然記念物 (T11年10月12日指定) 新日本名木100選 |
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● | アクセス : 樽見鉄道・樽見駅下車、東に1km、徒歩15分。 【車】東海環状道・大垣西ICから国道21号を10.9km、「穂積中原」を左折し県道23号→国道157号を32.3km、「淡墨桜」の表示のある交差点を左折し400m。駐車場あり。 | |
● | JR大垣駅から樽見鉄道に乗り換えて約1時間、ようやく終着駅の樽見駅に着きました。樽見鉄道の列車も最近の撮り鉄ファンに人気があるようで、車窓からは多くの撮り鉄ファンの姿が眺められました。勿論私も樽見駅で撮りましたが。桜の開花時期は樽見鉄道はどの列車も満員ですので、できるだけ早い時間に来た方が少しはましかと思います。車は長い長い渋滞でした。さらに淡墨桜の周辺は人・人・人で写真を写す場所を探すにも一苦労な状況でした。 「根尾谷淡墨桜」は、福島県の「三春滝桜」、山梨県の「山高神代桜」とともに日本三大桜と称される世界的な名木です。淡墨公園内にある「さくら資料館」でもらったパンフレットには、継体天皇お手植え伝説が書かれていました。 今から1500年前のこと、応神天皇五世の孫男「大迹(おおど)王」が皇位継承の争いに巻き込まれ、難を避けて美濃の山奥に移り住んだが、29歳の時に都から勅使が来られて、河内国で即位し継体天皇となりました。王が村を離れる際に尾張一宮から持ち帰られた桜を植えたものがこの淡墨桜になったということです。その時に添えられた歌が、 「身の代と遺す桜は薄住よ 千代に其の名を栄盛(さか)へ止(とど)むる」 淡墨桜は大雪や台風の被害に会いながらもその巨体に花をいっぱいにつけています。昭和23年の根継ぎの苦労や、伊勢湾台風での被害、それを助けた作家宇野千代さんの話など多くのことがパンフレットには書かれていました。 (HP管理者) |
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No.342 | ||