二条城の桜  (京都市中京区) 更新:2011年4月(7)
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唐門と御所御車返し桜
二の丸の入口にある唐門(重文)と「御所御車返し」。 
御所御車返し桜
【御所御車返し】(ごしょみくるまがえし) 元は京都御所にあった品種です。「御車返し桜」とは別の品種で、後水尾天皇がその美しさに御車を引き返したという逸話から「御所御車返し」と名付けられたとのこと。 
清流園の仙台屋桜
仙台屋】 二条城の北側に位置する庭園・清流園の香雲亭のそばに咲いていました。
仙台屋桜
【仙台屋】(せんだいや) ヤマザクラの栽培品種で、紅色の花弁を持ちます。原木は高知市の仙台屋という店にあったもので、植物学者の牧野富太郎博士が名付けた桜です。 
雨宿り桜
【雨宿】(あまやどり) 「白妙」と同じ品種とされており、花が下を向くのでこの名があります。純白・八重・大輪の特徴を持ちます。サトザクラが集められた桜の園に咲いていました。 
佐野桜
【佐野桜】(さのざくら) 桜守・佐野藤右衛門氏により嵯峨野にある広沢池畔のヤマザクラ1万本から選ばれた八重咲きの1本で、1956年に牧野富太郎博士により「佐野桜」と命名されました。 
二条城の桜 滝匂
【滝匂】(たきにおい) 花に香(かおり)があるのでこの名があります。ソメイヨシノには匂いがありません。
二条城の桜 手弱女
【手弱女】(たおやめ) 原木は平野神社にあります。若芽は紅紫色です。
二条城の桜 朱雀
【朱雀】(しゅじゃく) 「すざく」ともよばれます。東京の荒川堤で栽培されていましたが、古くは京都の朱雀にあったため、この名前がついたそうです。花は薄紅紫色で、色の変化がなく半八重中輪です。
二条城の桜 太白
【太白】(たいはく) サトザクラが集められた桜の園に咲いており、イギリスから里帰りしたという珍しい桜です。純白の大きな花弁を持ちます。
一葉
【一葉】(いちよう) 江戸後期から関東を中心に広まっており、明治期の荒川堤でも栽培されていました。丸い花弁は淡紅色ですが、中心部は白色で平開します。普通1本の雌しべが葉化することからこの名があります。
紅枝垂れ桜
【八重紅枝垂れ桜】この写真は二条城西側の部分に植栽されているものです。
二条城の桜 八重紅枝垂れ桜
【八重紅枝垂れ桜】緑の園にあるヤエベニシダレザクラ。記念写真の人が絶えない桜です。
二条城二の丸御殿 二条城東南隅櫓
二の丸御殿(国宝) 東南隅櫓(重文)
名称 : 二条城の桜  
所在地 : 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541 ○地図リンク提供:マピオン 
撮影日 : 2011/4/10、4/17 二条城マップ
指定 : 世界文化遺産
アクセス : 京都市営地下鉄東西線・二条城前駅下車すぐ。
二条城は、慶長8年(1603年)徳川家康により御所の守護と将軍上洛の際の宿舎として造営され、三代将軍家光により1626年に完成しました。有名な幕末の「大政奉還」は二の丸御殿(国宝)でその会議が行われました。日本の歴史の大転換となった場所を見ることができます。
 大政奉還の後、二条城は朝廷のものとなり、離宮となりましたが、1939年に京都市に下賜され、1994年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)「古都京都の文化財」として登録されました。
 城内には、ヤマザクラ110本、サトザクラ(八重桜約120本)、ヤエベニシダレザクラ50本、ソメイヨシノなど約50種、約380本のサクラがあります。ヤマザクラと紅枝垂れ桜が多くあり、非常に華やかです。サトザクラも種類が多くあります。
(HP管理者)

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