(京都市北区) | ●更新:2008年3月(4) |
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(拡大画像があるものには、品種の後ろに★印を付けています。) |
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衣笠(きぬがさ) 平野神社からひろまったとされる品種です。開花直後は花弁の外側の色が濃くなります。「衣笠」という名は神社近くの衣笠山に由来します。※1 |
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胡蝶(こちょう) 花は淡紅色の大輪で、満開時には、あたかも蝶が飛んでいる風情を感じる、愛すべき桜です。※1 |
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寝覚(ねざめ) 平野神社の代表的名桜。 花は白色の一重で、葉が茂ると同時に開花し、目の覚めるような風情は格別です。※1 |
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魁(さきがけ) 早咲で平野神社の「さくらのしおり」で紹介されている珍種十品種の中では最も早く咲きます。花は一重で枝垂れています。※3 |
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魁(さきがけ) 平野神社の代表的品種で、早咲きの枝垂れ桜です。神社の神門すぐ手前にあります。写真後方の屋根が神門です。※3 |
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虎の尾 花は白色で、花梗短く枝に咲き、縞模様が虎の尾の如く珍しいことからこの名があります。「市原虎の尾」ともいい京都市の市原にあった樹を佐野藤右衛門が増やしたものとされます。※4 |
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平野撫子(ひらのなでしこ) 撫子の花に似た切り込みが花弁にあるのでこの名が付けられました。花は淡紅色で、花弁数は40枚程度です。2009年の大阪造幣局の桜の通り抜けの「今年の桜」に平野撫子が選ばれました。※4 |
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御衣黄(ぎょいこう)★ 花は黄緑色で、花弁に濃い緑色と紅色の線がある珍しい品種。京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりと言われており、「御衣黄」という名前の由来は、貴族の衣服の色萌黄色に近いためとの説のようです。※4 |
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平野妹背(ひらのいもせ) 平野神社の代表的名桜。花は淡紅色で、二、三花よりなる繖房(さんぼう)形花序。平野神社がルーツの桜で、「妹背」とは、夫婦・仲の良い男女のことで、妹背桜の名は実を結ぶとき花柄の先に可愛い2つの実をつけることに由来します。※4 |
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平野妹背(ひらのいもせ) 平野神社境内には平野妹背は2本植えられています。拝殿の南西にある1本。※5 |
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朱雀(すざく) サトザクラの栽培品種で、京都の朱雀にあったことからつけられたと伝える名花です。八重・淡紅色でやや垂れて咲きます。※4 |
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一葉(いちよう) 八重咲きのサトザクラの栽培品種。江戸時代後期から関東を中心に広まった品種で、一本のめしべが葉に変化(葉化)することから、一葉の名がつけられました。※4 |
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手弱女(たおやめ)★ ここ平野神社が原木の品種で、現在は二代目でまだ細いので「手弱女」がぴったり。佐野藤右衛門により移植され広まりました。サトザクラの栽培品種で、八重咲きで丸い大きな花弁は凹凸が多い。※5 |
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おけさ 平野神社にある珍しい八重桜で、関山(かんざん)に酷似していますが、文献にもなく詳細は不明だそうです。※5 |
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白妙(しろたえ) 純白色で大輪の八重桜でサトザクラの栽培品種。葉の若芽は黄緑で花よりやや遅れて出ます。※4 |
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普賢象(ふげんぞう)★ 京都の千本閻魔堂にあった桜で、室町時代からよく知られた八重桜です。最も外側の花弁は淡紅色ですが内側の花弁はほとんどが白色です。2本の雌しべが葉化して長く突き出すので、普賢菩薩が乗る象に見立てて付けられた名前です。※5 |
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陽光(ようこう) 魁(さきがけ)と同じ早い時期に咲く品種です。カンヒザクラに「天城吉野」を交配して作られた品種で、大輪で紅色のよく目立つ品種です。平野神社の桜のシーズンの始まりを告げる桜です。※6 |
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松月(しょうげつ)★ 里桜の代表的品種。花は大輪八重で、外側の花弁は淡紅色をしています。明治期の荒川堤から広まったとされています満開は4月も20日を過ぎてからという遅咲きの桜です。※7 |
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楊貴妃(ようきひ)★ 昔、奈良の興福寺にいた玄宗という僧侶が好んだ桜ということから、中国の故事にちなみ「楊貴妃」という名称がついたそうです。黄緑色の若芽と枝先に鞠のように集まった八重の花が特徴です。※7 |
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楊貴妃(ようきひ)★ 平野神社の鳥居を入った右手、稲荷社と猿田彦神社のある庭に楊貴妃(写真中央)があります。左手奥の桜は「有明」です。※7 |
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白雲(しらくも)★ 「白雲」は本殿の中にあり、外側から眺めます。本殿の中にあるということは貴重な桜なのでしょう。純白のようですが、よく見るとピンクが隠されています。※7 |
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白雲(しらくも)★ 直径15cmほどの丸い鞠のように塊で咲きます。まるで青空に浮かぶ白い雲のようなので「白雲」の名があります。※7 |
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突葉根(つくばね)★ 平野神社の代表的名桜です。花は小さく、花弁62・3枚で、一見菊桜のようです。非常に遅咲きの品種です。撮影は4月24日ですがまだ蕾があります。※8 |
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●芝山※1 | ●有明(淡紅色のサトザクラの栽培品種)※1 |
●嵐山(らんざん:サトザクラの栽培品種で淡紅色の花をつける。東神門の外の南側にある)※1 |
●平野神社の桜の珍種十品種を紹介した説明板。※4 |
●4つの社殿が2つに結合された本殿は、平野造または比翼春日造りと呼ばれて貴重であり重要文化財に指定されています。 |
●御神木の楠と拝殿。平野神社は桜が有名で、クスノキが取り上げられることはあまりないのですが、境内ではその存在感は十分あります。背後に見える拝殿は、1650年に東福門院(後水尾天皇中宮で将軍・徳川秀忠の娘)が寄進したもので、「接木の拝殿」とも呼ばれています。※2 | |
●京都市の「区民誇りの木」に指定されており、幹周/5. 0m、樹高/23. 5m。※2 |
● | 名称 : 平野神社の桜 | |
● | 所在地 : 京都市北区平野宮本町1 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2015/4/24※8、2011/4/17※7、2011/4/2※6、 2010/4/17※5、2009/4/11※4、2008/3/29※3 、 2008/3/9※2、 2007/4/8※1 |
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● | 指定 : クスノキ、シダレザクラ(区民誇りの木) | |
● | アクセス : JR京都駅、阪急四条大宮駅からバスで「衣笠校前」下車すぐ。 | |
● | 平野神社は延暦13年(794年)、平安遷都の際桓武天皇が奈良より勧請し、創建されました。今木皇大神(いまきのすめおおかみ)など四神を祀っています。社格は高く明治4年には官幣大社に列格しました。 平野神社の桜は、古く984年に花山天皇が桜を植えて以来、桜の名所として大事に育てられてきて、江戸時代には「平野神社の夜桜」としても有名でした。現在でも約50品種・400本の桜が春の境内を彩ります。 特に平野神社からはじまった品種も多くあり、寝覚、衣笠、 平野妹背(ひらのいもせ)、手弱女(たおやめ)、 突葉根(つくばね)などはここがルーツとされています。これらは観賞価値が高いため、各地で栽培されるようになりました。 「魁」(さきがけ)にはじまり、「突葉根」まで約1ヶ月にわたり色々な種類の桜が楽しめます。また、4月10日には桜花祭・神幸祭が行われます。 すぐ東には梅の名所「北野天満宮」、南に行くと椿の名所「地蔵院」があります。 (HP管理者) |
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No.114 | ||