(滋賀県東近江市) | ●更新:2005年11月(2) |
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●「南花沢のハナノキ」は八幡神社境内にあります。中央の主幹は落雷で空洞ですが、毎年春3月末頃には深紅色の小さな花を咲かせます。 |
●「南花沢のハナノキ」は、幹周/5. 15m、樹高/15m、樹齢/300年以上ですが、伝承では1200年とのこと。この地には珍しい木でしたので、大正時代に国の天然記念物に指定されました。 |
●2005年に撮影した在りし日の南花沢のハナノキの写真です。 |
●2015年11月撮影。主幹が5年前に倒壊しました。(※2) | |
●御神木の説明(※2) | ●倒壊した主幹の部分(※2) |
●「北花沢のハナノキ」も国指定天然記念物です。幹周/4. 42m、樹高/17m、樹齢/推定300年。 |
●(上)北花沢のハナノキの説明板。 ●(左)北花沢のハナノキ。 |
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●国天然記念物「北花沢のハナノキ」の背後にあるハナノキ。だいぶ新しい木のようです。※ |
● | 名称 : 北花沢のハナノキ、南花沢のハナノキ | |
● | 北花沢のハナノキの所在地 : 滋賀県東近江市北花沢町398 南花沢のハナノキの所在地 : 滋賀県東近江市南花沢町546 |
○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2005/10/9、2010/6/5※1、2015/11/1※2 | |
● | 指定 : 国指定天然記念物(T10年3月3日指定) 新日本名木100選 |
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● | アクセス : 近江鉄道・八日市駅からちょこっとバス・湖東線で約20分、南花沢又は北花沢で下車すぐ。 【車】名神高速・八日市ICから県道229号を北東に3.9km、「池之尻」を左折し国道307号を600m、「南花沢」を右折し50m。神社の横に公民館の駐車場があります。 | |
● | ハナノキは、日本の岐阜県、愛知県などのごく限られた地域に自生するカエデ科に属する落葉高木です。開花期は3〜4月で、新芽が吹く前に赤い花を咲かせるのでこの名があります。 この北花沢と南花沢の2本のハナノキは、岐阜県などの自生地から遠く離れており、人手により移植されたものと考えられています。 伝承では、「聖徳太子が百済寺を建立した帰り道、仏教が栄えるならこの木も栄えると、昼食の箸を花沢村に1本ずつ突き刺したところ立派な木になった」とのこと。江戸時代にはすでに名木として知られていたようです。 2本のハナノキは共に交通量の多い国道307号線沿いにあるので保護が大変と思われます。 (HP管理者) |
● | 2015年11月に南花沢のハナノキを再度訪問しました。 すると中央に伸びていた主幹がありません。神社の方に聞くと2010年8月に腐朽した主幹が倒壊したそうです。しかし、奇跡的に残った西側の枝にはまだ多くの花をつけるそうです。倒れた主幹は傍に保存されていました。 |
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(多賀大社の飯盛木) | (倉垣天満宮のイチョウ) | |
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No.24 | ||