● |
名称 : 奥石神社のスギ |
|
● |
所在地 : 滋賀県近江八幡市安土町東老蘇1615 |
○地図リンク提供:マピオン |
● |
撮影日 : 2019/9/25 |
 |
● |
指定 : 老蘇森 国指定史跡(S24年7月13日指定) |
● |
アクセス : 【車】名神高速・八日市ICから国道421号を北西に4.7km、「小脇町」を直進し県道205号を3.7km、「西生来町」を右折し国道8号を東に1.6km、「→奥石神社」の表示のある交差点で右折し150m。駐車場あり。 |
● |
老蘇の森(おいそのもり)は、万葉の昔から歌に詠まれてきた名高い森で、国の史跡に指定されています。森の中には、繖山(観音寺山)をご神体とした安産延寿、狩猟、農耕の神様である奥石神社があり、本殿は国の重要文化財に指定されています。
奥石神社は延喜式内社で、祭神として「天児屋根命」(あめのこやねのみこと)をお祀りしています。国重文の本殿は天正9年(1581年)織田信長が家臣柴田家久に命じ造営したもの。
御神木となってるスギは参道左手の稲荷社の横にあり、幹周は4.8mほど。老蘇の森の盟主にしては少し物足りないのですが。
老蘇の森は今から2250年も前の孝霊天皇の時代、石辺大連(いしべのおおむらじ)という人が神の助けを得て松、杉、檜などの苗木を植え祈願したところ、たちまち生い茂り大森林になったと伝えられています。大連は齢(よわい)百数十歳まで生き長らえたことから、この森を「老蘇の森」と呼ぶようになったといいます。
この森は、平安時代には既に広く人々に知られており、歌所として和歌や紀行文あるいは謡曲にも詠まれています。現在は東海道新幹線で一部が区切られてしまいましたが、森の中に入るとかっての大森林を思い起こさせる静寂がありました。時折新幹線の列車音に邪魔されますが。
(HP管理者) |
|