(三重県伊勢市) 更新:2020年2月(12)
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境楠
境楠はすでに枯れており、地上3メートルほどで切られていますが、かっては幹周約8mの巨樹でした。
境楠
右の三本が境楠。左に連れ添って立っているのはムクノキとサカキです。
境楠
公園から堤防に登る石段から写しました。
境楠
枯れる前の境楠はどんなだったのでしょうか。
境楠
境楠とムクノキ
境楠に接するように立っているムクノキ。幹周実測値/4.65m。
市史跡・境楠説明板
市史跡・境楠の説明板。指定日は天然記念物指定日です。
名称 : 境楠
所在地 :  三重県伊勢市宮川2丁目 宮川堤公園 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/12/5 境楠マップ
指定 : 伊勢市指定史跡 (R1年7月25日指定)
アクセス : JR参宮線。山田上口駅から西に約800m。 【車】伊勢道・伊勢西ICから県道32号→22号を北西に3.2km、「浦口南」を右折し北に200m、「浦口」を左折し県道37号を700m、「度会橋東詰」を右折し50m。公園駐車場あり。 
伊勢市史によると、「境楠は宮川堤上にある老楠で、周囲目通り二丈七尺余(8.18m余)、地上八~九尺(2.42~2.73m)の所より三枝に分れている。言い伝えでは、北家支配の中島町と榎倉家支配の中川原町(現宮川町)の境界に位置したので「境楠」と言われるようになった」というようです。一見した姿が逆さに生えているように見えるので「逆楠」との別名もあるとのこと。
 昔から付近の人々の信仰の対象となっており、「楠さん」の名で親しまれています。境楠の傍らには奉賛者名簿板がありました。また街中から堤防への上り口には石段があり、鳥居が並んでいます。
 昭和33年に市天然記念物に指定された境楠は平成15年(2003)老衰枯死しましたが、後継樹とムクノキ・サカキと「クスノキ大明神」の小祠があり、令和元年に史跡の指定を受けました。
 平成26年度から平成28年度にかけて国土交通省により堤防の改修工事が行われ、それに伴い境楠周辺は小広場やスロープ整備により保全が図られました。現状は境楠(枯死、三本に分岐)とそばに寄り添うようにムクノキとサカキが伸びています。ムクノキの幹周は4.65mあり、結構太いムクノキです。そのうち境椋となるかも。
 宮川堤公園の少し上流には「松井孫右衛門人柱堤のケヤキ・ムクノキ」があります。
(HP管理者)

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(松井孫右衛門人柱堤の
ケヤキ・ムクノキ)
(深江稲荷神社のクスノキ)
     
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