(三重県御浜町) | ●更新:2018年8月(10) |
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●環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/5. 40m、樹高/20m。 幹周実測値/6. 05m。 | |
●イヌマキの周囲はきれいに整備されています。10年程前までは草がボウボウだったそうですが。 | |
●イヌマキの横の表示では「幹周り日本第二位」とあります。 | |
●日本を代表するイヌマキの巨樹です。本当に堂々たる主幹の樹肌ですね。 | |
●幹には腐朽・空洞がなく健康なイヌマキです。ぜひ日本一を目指して欲しい。 | |
●「西地のイヌマキ」の説明板。西地はこの地の字(あざ)名です。 |
● | 名称 : 神木のイヌマキ | |
● | 所在地 : 三重県南牟婁郡御浜町神木1064-1付近 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2018/5/17 | |
● | 指定 : 三重県指定天然記念物 (H15年3月17日指定) | |
● | アクセス : 【車】熊野尾鷲道路・大泊ICから国道42号を南西に4.9km、「立石南」を右折し国道311号を5.8km、「神木のイヌマキ」の看板がある交差点を右折し北に250m、ここにも案内表示があるので左折し400m。橋を渡ると駐車場スペースありますが道が狭いので、原地神社の駐車場に車をおいて歩くのがよい。 | |
● | 看板には「幹周り日本第二位 神木のイヌマキ」と書かれていますが、個人的には全国1位のイヌマキと思います。宮誠而氏の「巨木学」でもこの「神木のイヌマキ」を日本一としています。 ちなみに環境省巨樹巨木林DBでは、鹿児島県鹿屋市の「熊野神社のイヌマキ」が幹周6. 80mで1位となっていますが、主幹には大きな空洞があり、樹皮のみで生きている状況なので、「巨木学」では、この神木のイヌマキを日本一にしています。 神木の里・散策マップによれば、神木(こうのぎ)は平安時代中期の900年代に京都・大原からやってきた「原七家(はらしちけ)」といわれる人たちが中心に開いたとされます。彼らが神木の中心部に神社を設け「原地神社」と名付けました。(原地神社のスギ・ナギで紹介。) 「三重の巨樹・古木」(三重緑化推進協会)によれば、昔、神木字西地の西地川沿いには、この地区の氏神様である狩掛神社が祭られていましたが、明治末の神社合祀令により、この神社は他の神社に合祀され、境内林は潰されてしまいました。ただこの神社地にあった大きなイヌマキ1本だけが、記念のご神木として残されたそうです。 各種資料の幹周を調べると、以下のようになりました。括弧内は測定年。 ◆環境省巨樹巨木林DB 5.40m(2000年) ◆宮誠而氏「巨木学」 5.91m(2012年) ◆現地説明板 5.65m(不明) ◆三重の巨樹・古木 5.81m(不明) ◆私の実測値 6.05m(2018年) イヌマキの周囲はきれいに整備されており、ベンチもあり、ゆっくりと撮影ができました。それにしても素晴らしいイヌマキの巨樹で、主幹には縦に皺が入り、苔が付着して、古木らしい様相を見せています。ほとんど痛みもなく、これからもさらに大きくなることでしょう。正式に日本一のイヌマキになるのもそう遠い日ではないかも。 (HP管理者) |
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No.1675 | ||