(三重県鈴鹿市) 更新:2006年11月(3)
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地蔵大松
鈴鹿市内の住宅に囲まれた広場にある「地蔵大松」は、枝張りが南北30m、東西32mもあります。 幹周/6. 7m、樹高/20mで、2本の松が合体したものと考えられています。
地蔵大松
「地蔵大松」はクロマツの巨樹で、最近は松の巨木が次々と枯れていくのにつけ、貴重な存在になってきています。
地蔵大松
地蔵大松
大枝を四方に伸ばしており、雄大な姿を見せています。所々に枝を切った跡が残っていますが。
地蔵大マツの由来 地蔵大マツの由来
名称 : 地蔵大松
所在地 : 三重県鈴鹿市南玉垣町5536-1 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2006/5/6 地蔵大松マップ
指定 : 三重県指定天然記念物 (H8年3月7日指定)
アクセス : 伊勢鉄道・玉垣駅から北東に約2km、徒歩30分。 【車】国道23号西玉垣町の信号を西に約200m。
「地蔵大松」の現地説明板によれば、日本に仏教が公式に伝えられたのは538年(欽明7年)ですが、その後崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏との争いは、物部氏の敗北で終わり、以後蘇我氏は仏教以外の信仰を禁じるようになったとされます。当時、鈴鹿のこの地で古来より地蔵菩薩を深く信仰していた人々は、礼拝していた石像を地中深く埋めて隠匿し、その場所をひそかに後世に伝えるための目印としてこの松を植えたと伝えられています。
 享保17年(1732年)にこの地に大干ばつが起こった際、この松の側を掘り返したところ地蔵菩薩が出土し、その下から水が沸き出し地域の田畑を潤したという説話が残っています。現在、黒松の木の下にある地蔵堂には石の地蔵菩薩が祀られており、地域の人々の厚い信仰を受けているそうです。
(HP管理者)

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