(三重県鈴鹿市) 更新:2019年9月(16)
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府南寺のアイナシ
県天然記念物の説明板によれば、5本の株立ちで、主幹は樹高8m。
府南寺のアイナシ
珍しい種類などので県の天然記念物に指定されていますが、結構巨樹でもあります。
府南寺のアイナシ
アイナシの全体写真。
府南寺のアイナシ
府南寺のアイナシ 葉と実
アイナシの葉と実。まだ小さい。
府南寺のアイナシ説明板
県天然記念物 アイナシ 説明板。
府南寺本堂
府南寺本堂
名称 : 府南寺のアイナシ
所在地 :  三重県鈴鹿市国府町2548 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/6/13 府南寺マップ
指定 : 三重県指定天然記念物 (S47年4月1日指定)
アクセス : 【車】東名阪道・亀山ICから国道1号を東に6.8km、「和田」を右折し県道41号を東に3.2km、「平田野中学校前」を左折し300m。駐車場あり。
「府南寺のアイナシ」は、府南寺東門のすぐ前にあり、バラ科の落葉高木です。アイナシは自生種(イヌナシ)と栽培種との間に生まれた自然交配種で、その果実はほとんど発芽生育しないことから、植物学上非常に珍しく貴重なものとなっています。このアイナシの木は日本で2番目(昭和46年8月7日)に発見されたものです。
 江戸時代は1本の大樹でしたが、明治中頃に一度伐採されたと伝えられています。現在では数本の幹が伸び、最も高い幹は10メートル近くに達し、毎年、サクラと同じ時期に白い花がいっぱい開花します。ぜひ花の時期に訪れてみたいものです。
 府南寺は聖徳太子の開創と伝えられ、泰平山無量寿寺と補陀落山府南寺とが、天正の兵災後合併して泰平山府南寺となりました。本尊(国府阿弥陀如来、国府千手観世音菩薩)は、伊勢国府の国の氏仏として1400年の歴史があります。現在は真言宗御室派の準別格本山。
(HP管理者)

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