(名古屋市南区) 更新:2019年7月(14)
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笠寺観音のクロガネモチ
市の保存樹になっており、幹周実測値/2. 64m、樹高/約15m。
笠寺観音のクロガネモチ
かってはすぐそばにもっと大きなクロガネモチがあったようです。
笠寺観音のクロガネモチ
笠寺観音多宝塔とクロガネモチ
笠寺観音の多宝塔の横にクロガネモチがあります。
笠寺観音本堂 笠寺観音の本堂
名称 : 笠寺観音のクロガネモチ
所在地 :  愛知県名古屋市南区笠寺町上新町83 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/5/2 笠寺観音マップ
指定 : 名古屋市指定保存樹
アクセス : 【車】名鉄名古屋本線・本笠寺駅から東に200m。
笠寺観音は尾張四観音の一つで、真言宗智山派に属する寺院です。元は小松寺といい、奈良時代の天平5年(733年)に僧禅光が開き、十一面観音を安置したことに始まります。その後荒廃し、延長8年(930年)に藤原兼平がこの地に復興、笠覆寺(りゅうふくじ)と名付けました。
 「笠覆寺」と名付けられたのには縁起物語があります。小松寺創建後100年以上を経て荒廃し、雨ざらしでびしょ濡れになっていた観音様を見た女性は、思わず自分がかぶっていた笠をかぶせます。
 それを見た京からやってきた青年貴族・藤原兼平(ふじわらのかねひら)公にみそめられ、長者の家で仕えていたところから、京に召され、兼平公と結ばれ、玉照姫(たまてるひめ)と呼ばれる事となりました。
 兼平公夫妻はその巡り合わせを深く観音様に感謝し、この地に大いなる堂を建て、そこに笠をかぶせた観音さまをおまつりし、笠をかぶった寺=笠覆寺(りゅうふくじ)と名付けたことから、笠寺の名の由来となったそうです。
 今では縁結びの観音寺として名古屋の観光スポットの一つとなっています。
 境内には市の保存樹になっている樹木が多くありますが、このクロガネモチがその代表的な樹木です。もっと大きなクロガネモチがすぐ傍にあったようですが、伐採されていました。
 門前を通る旧東海道を南東に500mほど行くと「笠寺一里塚の榎」があります。
(HP管理者)

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(田光八幡社の楠) (笠寺一里塚の榎)
     
愛知県  クロガネモチ   新日本名木100選
No.1909