(愛知県新城市) 更新:2019年11月(7)
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永明庵跡のカヤの大木
環境省巨樹巨木林DBには登録がありません。 幹周実測値/3. 63m。
永明庵跡のカヤの大木
カヤの木は市立東陽小学校の玄関前にあり、傍には二宮金次郎の銅像があります。
永明庵跡のカヤの大木
主幹は空洞になっており、主幹には大きな亀裂があります。
永明庵跡のカヤの大木
背後に東陽小学校の校舎が。
永明庵跡のカヤの大木
永明庵跡とカヤの大木説明板
永明庵跡とカヤの大木の説明板
名称 : 永明庵跡のカヤの大木
所在地 :  愛知県新城市大野字小林70 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/10/5
指定 : 指定なし
アクセス : JR飯田線・三河大野駅から東に600m、徒歩10分。 【車】新東名高速・新城ICから国道151号を北東に8.5km、「大野」を直進し200m。交差点にあるコンビニに車を止めました。
東陽小学校の玄関の前に立つカヤの大木で、樹齢は数百年と説明板にあります。土曜日だったので学校はお休みで、校庭では父兄が集まりバーベキューをしていました。
 カヤの大木は、明治初年に廃寺となった臨済宗永明庵の境内にあった巨木で、東陽小学校となった今もここに残っています。この木の脇には、古い小学校では定番となっている二宮金次郎像があります。
 「永明庵」は明治初年に淵龍寺に合併され廃寺となりましたが、その跡地に大野小学校が開設され、さらに現在の東陽小学校にと引き継がれており、宿場町大野を象徴する名木とされています。
 新城市大野は、秋葉山と鳳来寺山を結ぶ街道と、豊橋から飯田へ至る、後に別所街道とよばれる街道とが交差する交通の要所で、東海道の脇街道でもありました。
 江戸時代、大野は「商いのまち」として賑わい、商家や小商い、髪結、宿などが軒を並べていました。さらに明治時代に入ってからは林業家が興り、大正時代にかけては製糸工場によっても発展した町です。今でも三河大野駅から東に延びる道路と旧街道との交差点には、旧大野銀行のクラシックな建物が残っており、現在は美術喫茶・鳳来館となっています。
 近くの淵龍寺には「先祖がえりのヒヨクヒバ」があります。
(HP管理者)

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No.1982