(愛知県新城市) | ●更新:2019年11月(8) |
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●環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/10. 90m、樹高/27m。 幹周実測値/10. 43m。 | |
●大クスの前の説明板によれば、伝承樹齢1200年とのこと。大クスの前にある小祠は、境内社・鳥原神社です。 | |
●主幹はすでにありませんが、大枝が残っています。 | |
●しかし残った大枝には余り葉が付いていません。 | |
●大きく損壊した跡が残ります。 | |
●日吉神社拝殿。右奥に大クスが見えます。 | |
●新城市の天然記念物「大樟」の説明板。 | |
●日吉神社の由来 |
● | 名称 : 日吉神社の大クス | |
● | 所在地 : 愛知県新城市日吉字宮ノ腰28 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2019/10/5 | |
● | 指定 : 新城市指定天然記念物 (S33年4月1日指定) | |
● | アクセス : 【車】新東名高速・新城ICから国道151号を西に2.5km、「新城東高」前を左折し県道392号を1.3km、「沖野」を左折し1.2km、右折し800m。境内に駐車。 | |
● | 新城市の天然記念物に指定名称は「大樟」ですが、これでは区別できませんので、「日吉神社の大クス」としました。 由来によれば、古来、山王大権現と称されていましたが、明治維新の際日吉神社に改称しています。日吉神社の創建は明らかでありませんが、古い宮札では「宮移り天正6年」とあることから戦国時代に移設したようです。 祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)です。 大クスは、境内社の鳥原神社の後ろに立っていますが、主幹はなくなっており、大枝が伸びています。この主幹がなくなった事については2つの伝承が残されています。 「新城昔ばなし」によれば、「雷が大くすの木に落ち、火がついて燃えだしました。 村人達は心配して必死に消火につとめましたが、なかなか消えないので、秋葉様を頼んでやっと七日七晩目に鎮火しました。 この大くすへの落雷のおかげで、村中の家は無事でした。」というのと、「昔、ある家で仏様に供えた線香をねずみが引いていき、その火が元で村中が大火事にみまわれ、ついには日吉神社の大クスに燃え移りました。ところが、火事はそれ以上には燃え広がらず、この大クスだけが七日七晩燃え続けて鎮火し、村が丸焼けにならずにすみました。」という二つの伝承があるようです。 大きく損壊しながらも生き続けていることに驚きを感じずにはいられませんでした。少しでも長く立っていて欲しいと願いました。 (HP管理者) |
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No.1983 | ||