(岐阜県高山市) | ●更新:2014年7月(7) |
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●環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/9. 60m、樹高/30m。 |
●伝承によると1302年に植樹されたとあるので、樹齢約700年になります。 |
●前の道は旧国道であり、また旧木曾街道です。ちょうど甲局前バス停のそばに立っています。 |
●七本サワラといいますが、実際には6本の主幹がくっついています。枯れた1本がサクラであったといいます。 |
●七本サワラの前にある小祠が、義民市左エ衛門を祀る釈迦堂 | |
●幹周9.6mは日本第2位のサワラと思われます。1位は「沼尻の大ヒノキ」(福島県)です。 | |
● | 名称 : 七本サワラ | |
● | 所在地 : 岐阜県高山市朝日町甲650 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2014/4/24 | |
● | 指定 : 岐阜県指定天然記念物 (S37年2月12日指定) | |
● | アクセス : 【車】高山市街から国道361号を西に、「甲」交差点で旧道に入り約500m行くと道沿いにあります。 | |
● | 国道361号の甲(かぶと)交差点から国道を避けて旧道に入るとすぐに七本サワラの梢が見えます。0.5km程で到着です。小高い塚の上に立つサワラの巨樹で、側には釈迦堂と大原騒動で刑に処された名主・市左エ衛門の墓があります。 サワラは根元から数mのところで6幹に分かれ、それぞれの幹周約1.2m、樹高36mの巨樹です。後の1幹はサクラでしたが、大正末期に枯れてしまいサワラの6幹となったといわれています。 そばにある木製の説明板(もう読みにくくなっていました)によれば、伝承では、伏見天皇のころ甲村に文作という者がおったが、剣道に志し諸国修行をし、永仁元年(1293年)に家を出たまま行方不明になっていたが、仏道に入り高野山で髪を剃り釋常榮の法号をうけ66ヶ国を遍歴した後に帰郷し、乾元元年(1302年)3月2日に大往生を遂げました。彼には七男があり長子文左エ門が父の遺骸と経書をここに埋め、7人兄弟であったので6本のサワラの苗とサクラ1本をここに植えたのが今日の七本サワラであるといわれています。 バックには雪をかぶった北アルプスの山並みが見え、とても素晴らしい景色が味わえました。大原騒動など昔は大変な時代だったこともうかがえる歴史的な場所でもあります。 近くには立岩神社のトチノキ、宝蓮寺の枝垂れ桜があります。 (HP管理者) |
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(飛騨国分寺の大イチョウ) | (立岩神社のトチノキ) | |
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No.815 | ||