(岐阜県安八町) 更新:2017年3月(2)
(なかず) 巨樹と花のページ・トップ  都道府県別リスト  樹種別リスト

中須八幡宮の大銀杏
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/6.20m、樹高/34m。 幹周実測値/6.53m。
中須八幡宮の大銀杏
天然記念物ではなく「町史跡」に指定されています。
中須八幡宮の大銀杏
ひこばえを切った跡がありますが、なかなかの根元です。
中須八幡宮の大銀杏
大枝は切られたそうですが、それでも枝が多く出ており、繁茂し始めています。
中須八幡宮の大銀杏
中須八幡宮の大銀杏
後方が中須八幡宮の大銀杏。手前のイチョウは幹周実測値が4.40mありました。
中須八幡宮の大銀杏説明板 大銀杏説明板
名称 : 中須八幡宮の大銀杏
所在地 : 岐阜県安八郡安八町中須6-2 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2016/11/25 中須八幡宮の大銀杏
指定 : 安八町指定史跡
アクセス : 【車】名神高速・大垣ICから国道258号を北に1.9km、「築捨町5」を右折し東に800m、「小宮町」交差点を左折し北に1.2km、「大井町3」を右折し東に1.7km、「直江町」で右折し1.2km、「大明神西」を右折し500m。
境内には数本のイチョウがありますが、社殿左の1本だけが特に大きい。しかし、イチョウは頂部を切っており、大枝がありません。昭和30年(1955年)に天然記念物指定を受けましたが、1969年の伊勢湾台風で大枝が折れ、社務所を崩壊させてしまいました。そのため枝を切ったことで天然記念物の指定を解除し、現在は町史跡になっています。
 確かにこの地の色々な歴史を知るイチョウでしょうから史跡でもいいとは思うのですが、しかし社務所よりももっと歴史のあるイチョウの方が貴重でしょうに。
 ここは中須輪中と呼ばれ、集落を洪水から守るために周囲を堤防で囲んだ地域です。地理の授業でもこの地方独特の名称として習ったものです。鎌倉時代前期には輪中は成立していたとの史料がありますので、昔から治水は住むにも農業にも欠かせないものでした。江戸幕府は穀倉地帯の西美濃を統治するために直轄地を設けたのですが、ここ中須は天領にふさわしい土地柄であったと説明板にあります。
(HP管理者)

BACK 巨樹と花のページトップへ NEXT
(浄誓寺のイヌマキ) (三位のいちょう)
     
岐阜県  イチョウ   新日本名木100選
   
No.1420